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生口島⇔因島(2024年5月)

16インチタイヤの小径折り畳み自転車DAHON K9Xを購入してから2ヶ月が経ち、いつもの海沿いコースからミニベロサイクリングでは初の山道まで色々と走ってきたが、サイクリストの聖地であるしまなみ海道をまだ一度も走っていない事に気付く。で、前々から因島の自転車神社でK9X用の御守りを買うつもりでいたのと、久し振りに「はっさく屋」の大福も食べたくなったし、生口島の「島ごと美術館」のアート作品のひとつである「ベルベデールせとだ」に再訪したいと思いついたので、しまなみ海道六島のうち因島と生口島の二島をサイクリングする事に。という事で、丸一年振りのしまなみ海道サイクリング。

三原市の須波港からフェリーに乗船

生口島の沢港で下船

因島をサイクリングする時はいつも向島にマイカーを駐車して、自転車で因島大橋を渡り因島に入っていた。しかし今回も向島からのスタートではワンパターンで面白味が無いし、ベルベデールせとだへは出来れば午後に立ち寄るようにしたかった。なので今回は三原市の須波港までマイカー移動し、フェリーに乗って生口島の沢港で下船。沢港からスタートすれば順路的にベルベデールせとだへは昼過ぎに立ち寄る事になるので丁度いい。前回初めてベルベデールせとだを訪れたのは午前中で満潮時だったので、午後なら干潮ではないかと予測。そしてその予測は見事的中する事になる。

沢港から因島へ向かう

文句なしの快晴だ

須波港7:05発のフェリーに乗船して生口島の沢港に7:40到着。そして直ぐにサイクリングスタート。まずは沢港から時計回りに生口島の外周路を走って因島へ向かう。天気は文句なしの快晴で視界もなかなか良く気分爽快。時間に余裕があるし急ぐ必要も無いのでマイペースでペダルを漕ぐ。県道の外周路よりさらに外側にある堤防沿いの道へ折れてみたり、目に留まった何気ない風景に脚を止めて写真を撮ったりと、自由気ままなポタリングを楽しむ。

生口島東端に架かる生口橋

自転車歩行者道を通って生口橋へ上がる

やがて生口島の東端に架かり因島とを繋ぐ生口橋に差し掛かり、長く緩い上り坂が続く自転車歩行者道を通って生口橋に上がる。そして橋を渡って因島西岸に出て、因島北端付近にある大福屋の「はっさく屋」を目指して外周路を時計回りに走る。

生口橋を渡る

因島の外周路を進む

快晴の土曜日という事もあって、この日はサイクリストの姿が非常に多かった。ロードバイクガチ勢の集団やミニベロの集団を何度も目にし、自分のようなソロサイクリストも非常に多く、レンタサイクルを利用している人も多いし外国人も多い。4月〜5月はサイクリングをするのにいい季節なので特に多いのかも知れない。

因島北西部の漁村

この特徴的な窓にいつも目が留まる

因島北西部の漁村を通る時にいつも目に留まっていた民家の特徴的な窓。今回初めて脚を止めて写真を撮ってみた。別に詳しく調べようと思うほど気になる訳ではないが、ここを通る時に毎回目に留まるくらいには気になっていた。外周路沿いだけでも何件かこの窓がついた民家がある。この地域特有の造りなのだろうか、少し気にはなるが調べようと思うほどではない。つまりはその程度のものに脚を止めて写真を撮る余裕があった、という事を伝えたかった。

漁村を抜けて少々急勾配の坂道を上り切ったところに、除虫菊畑の案内板があり細道が続いている。1年前に因島をサイクリングした時に初めて除虫菊畑を訪れていて、なかなかいい場所だったので今回もついでに寄り道。坂の上から続く300mの道のりは車での進入禁止となっている細道だが、自転車ならそのまま除虫菊畑まで走って行ける。車の通行が困難な狭小道路でもサクサク進めるフットワークの軽さも自転車の魅力のひとつだ。

除虫菊畑の案内板に目が留まる

細道を進んで除虫菊畑へ

除虫菊畑を独り占め

除虫菊

前回訪れた時はたくさん来訪者がいたが、今回は9:00をまわったばかりの時間だからか誰もおらず、丘の斜面に広がる除虫菊畑を独占。段々畑の中につくられた通路を歩いて畑の一番上まで登れるようになっていて、周囲の風景を一望できる展望スポットでもある。こんないい場所を独り占めするのはいい気分だ。

<< SCROLL   除虫菊畑からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

除虫菊の花期は4月下旬〜5月上旬

畑にある説明書きによると、除虫菊は花の中心に殺虫成分ピレトリンを多く含み蚊取り線香などの原料として盛んに栽培され、因島は昭和30年代頃まで産地として特に有名だったため今も観賞用として大切に育てられている…との事。除虫菊の花期は4月下旬〜5月上旬なので、丸1年前に訪れた時も今回も丁度いい時期に因島サイクリングをしたなと思う。

しまなみビーチの桟橋

ザウルくん

除虫菊畑から外周路へ戻りはっさく屋へ向かう。そして因島北端のしまなみビーチに出て、何となくビーチの桟橋に入ってみる。桟橋の先端には鎖が張られた飛び込み台があった。海水浴の時期だけ開放されるのだろうか。それからビーチの手前にある公園の「ザウルくん」を何となく撮影。その時公園駐車場に停まっているハイエースに目が留まる。屋根に大量の自転車を載せている…10台くらい?しかも全て同じ型のEバイク。こんなに自転車を屋根に載せた車を見るのは初めてだ。

屋根にEバイクがぎっしり

因島大橋たもとにあるはっさく屋

因島と向島を繋ぐ因島大橋のたもとにあるはっさく屋に10:00到着。有名で大人気の大福屋なだけあって店内は少々混雑していて、いくつかあるテーブル席も因島大橋を眺められる窓際のカウンター席もほぼ満席。初めて店内で大福を食べようと思っていたが諦め、はっさく大福3個といちご大福2個を購入して店を出る。ちなみにはっさく大福は230円、いちご大福は280円。他にも時期によって色々な大福や餅が売られていて、店内にはご当地グッズなどの商品もたくさん置かれている。

この看板が目印

大福5個購入

いちご大福の袋にも顔があった方がいいな

はっさく屋から引き続き因島の外周路を走る。海岸沿いの道路からは視界いっぱいに青い空と海が広がり、広い空にアクセントを与える真っ白い雲や遠くの水平線に浮く島々や陸地など、目に映る全てが印象的な風景に見えて最高に気分がいい。瀬戸内海に浮く島々の海岸線を走るサイクリングは心身をリフレッシュするのに持ってこいだ。

因島大橋の下を通過

海岸沿いの外周路を走る

多分陸と島が重なって見えてる

いい雲だ

カーブとアップダウンが連続する因島東岸沿いの細道を通るのは今回パス。はっさく屋から次の目的地の自転車神社までは最短ルートを選び、途中で海岸沿いから内陸を通る道路を進む。町の中を通り、山あいの長い上り坂を走り、そして長いトンネルを通過。5月中旬でも日中は気温が高く、日差しを浴びながら長い坂道を上るのは結構しんどい。夏場のサイクリングは極力上り坂の少ないコースを選んだ方がいいと改めて思った。

山あいの長い坂道を上る

山中の長いトンネルを通過

マイペースながらもスタートからとても順調にサイクリングは進み、予定より1時間早い11:00に自転車神社に到着。正式名称は大山神社で、由緒ある立派な神社で別にサイクリスト専用という訳ではない。サイクリストの聖地しまなみ海道にある神社という事で、サイクリスト向けの御守りを売っていたり自転車の祈祷を行っている。商標登録がされていて日本で唯一の自転車神社らしい。

自転車神社

K9X用の御守りを購入

サイクリストに特に人気の御守りが、自転車に直接付けられる「自転車・バイク守る輪」。6年間乗り続けたロードバイクにも、20インチの小径折り畳み自転車Verge N8にも、自転車・バイク守る輪を付けている。なので新たに購入したK9Xにも自転車・バイク守る輪を付けるのは必然だった。

シートクランプの下に装着

K9X・Verge N8・ロードバイクの御守り集合

自転車・バイク守る輪は何種類もあるので選ぶのに迷う。ロードバイクには反射材が入った赤い紐を、Verge N8には緑と白の組紐を、どちらもフレームカラーに合わせて選んでいる。しかしK9Xのフレームカラーはマットブラックにスチールグレーという組み合わせで、そんなダークな色の御守りなど置いていない。なので所有する2つの御守りとは違うタイプの、花柄のある青いちりめん紐の御守りを選択。

御守りを買ってから境内にある参拝記念撮影スポットの鳥居へ。過去二度自転車神社を訪れた時は本堂正面の手前に設置されていたが、今回は本堂の向かいに移動していた。本堂正面は日中逆光になるので、順光で撮影できるように移動したと勝手に推測。ちなみに写真は巫女さんが撮ってくれる。構図も完璧で傾きもなくとても上手に撮ってくれた。記念撮影を終えたところで10人超のロードバイク集団がやってきて、それまで静かで空いていた境内がいきなり賑やかでゴミゴミした状態に。この集団が来る前に御守りの購入と写真撮影を済ませていて本当によかったと、心底思った。ともあれ、しまなみ海道サイクリングに自転車神社は超イチオシなスポットだ。

巫女さんが写真を撮ってくれるよ

自転車神社から因島西岸沿いの外周路に出て生口橋へ向かい、再び自転車歩行者道を通って生口橋を渡り、そして生口島に戻る。因島にいた時間は3時間弱だった。除虫菊畑を独り占めして、一時期ハマったはっさく大福を買って、自転車神社で御守りを買って…と、滞在時間以上にボリューム感のある因島サイクリングだった。

再び自転車歩行者道を通って生口橋へ

生口橋を渡る

次は生口島の外周路を時計回りに進んで「ベルベデールせとだ」へ向かう。青空の広がる気持ちのいい風景を眺めながら、のんびりマイペースを維持してペダルを漕ぐ。ただそれだけ。何度も走っているコースなので特筆すべき事もない。時々道路沿いに花が咲いていて綺麗だった。

生口島の外周路を走る

たまに道路脇に花が咲いている

ここにも色鮮やかな花々

こういうのがあると写真撮りたくなるんだよね

1年前にVerge N8で生口島一周サイクリングをした時は、島内各所に不思議な形のオブジェが設置された「島ごと美術館」巡りをした。今回のサイクリングの目的地のひとつである「ベルベデールせとだ」も島ごと美術館のオブジェのひとつで、一番印象に残ったアート作品。今回は他の作品に立ち寄るつもりはなかったが、予定より早いペースで進んでいるのでベルベデールせとだの側にある「塩池」にもついでに寄り道。この骨組みがどうして塩池なのか全く理解できないし、視覚的にも特に印象に残らなかった。あくまでも何となく気が向いてほんのついでに寄っただけ。気ままなポタリングだからそんな感じでいい。

龍明神という神社に塩池がある

塩池の芸術センスを自分には理解できない

そして目的地であるベルベデールせとだに12:20到着。予定よりも少し早い到着となったが、海は干潮のようで黄色い輪っかのオブジェは全容を現していた。よしっ!やったぞっ!!と心の中で歓喜する。ベルベデールせとだは砂浜海岸の浅瀬に設置されたオブジェで、干潮時のみ砂浜を歩いて作品の元まで行けるようになっている。前回訪れた時は満潮だったようで、海に浮いた状態で作品の元まで行くことができなかった。

ベルベデールせとだ

大きくて存在感のあるアート作品

満潮時に訪れた時の様子

何故干潮時の砂浜を歩いてオブジェまで行ける時に再訪したかったかと言うと、ふたつの輪っかに挟まれたベース部分まで上がれるようになっていて、記念撮影をするのに最高のスポットであるから。ここに自転車を置いて写真を撮りたいと思っていた。ちなみに「ベルベデール」とはイタリア語で「美しい眺め」を意味する単語で、オブジェの黄色はレモンの色をモチーフにしているとの事。生口島は国産レモン栽培発祥の地らしい。ふたつの輪っかの意味までは調べても出て来なかったが、自転車のホイールリムを模っているのではないかと思われ。タイヤチューブをセットする窪みがあるしきっと間違いない。何てったってサイクリストの聖地だし。

海を背景にした正面側

反対側からも撮影してみた

ここに到着した時はオートバイ乗りの集団がいて写真撮影をしていたが、ちょうど引き上げるところだったのでタイミングがよかった。他に来訪者はおらず直ぐに写真撮影を始めることができた。多くの来訪者(特に集団)がいたら時間を気にせず自由に写真を撮るのは困難だ。オブジェの周囲に誰もいない状態で思う存分写真撮影を楽しめたので、本当に運が良かった。まぁ場所的にそんなに沢山の人が訪れるようなスポットではないのかも知れないが。ともあれ何より、予想通り干潮時に訪れる事ができたのはとってもツイていた。

<< SCROLL   ベルベデールせとだがある砂浜海岸からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

ところで、オブジェのベース部分に自転車を置いて写真を撮るのに夢中で、ベースの上から周囲の景色を撮るのをすっかり忘れていた。まぁベース部分の高さは大したことなく、砂浜からの眺めと大した違いはないだろうからいいさ。一つの事に夢中になると他の事に目が向かなくなるのはよくある事さ。

大三島とを繋ぐ多々羅大橋の下を通過

生口島の外周路を走る

ベルベデールせとだから続けて生口島の外周路を時計回りに走り、スタート&ゴール地点の沢港へ向かう。乗船予定のフェリーは14:40出航で時間にまだ余裕があるので、途中にある瀬戸田サンセットビーチに寄って時間潰し。島ごと美術館のアート作品がいくつもある砂浜海岸の公園だ。結局は塩池とベルベデールせとだ以外にも複数のオブジェを再訪する事になった。

「千里眼”のぞいてみよう、瀬戸田から世界が見える。”」

巨大な青眼鏡の両脇にある小さい黄眼鏡

瀬戸田サンセットビーチで一番大きなオブジェが「千里眼”のぞいてみよう、瀬戸田から世界が見える。”」という、タイトルがやたらと長いアート作品。やたらと背の高い青眼鏡オブジェの両脇に子供サイズの黄眼鏡オブジェがある。青眼鏡は背景の青空に馴染んで大きさの割に目立っていない。それが狙いなのかも知れないけど。背の高さが青眼鏡の半分くらいのオブジェ「空へ」は、黄色で青空の背景とメリハリがついてよく目立つ。ベルベデールせとだも黄色でなかなか存在感があったが、違う色だったら異なる印象の作品になっていたんだろうなと、思った。自転車もアート作品も色は大事だ。

瀬戸田サンセットビーチ

「空へ」

瀬戸田サンセットビーチから沢港の近くまで進んだところで、細道に商店が並ぶ「しおまち商店街」に入る。目的は11年前にドライブで初めて生口島を訪れた時に立ち寄ったコロッケ屋。ちょうどいいタイミングで空腹を覚えて(いつも通りサイクリング中にコンビニおにぎりは食べた)ふと懐かしのコロッケ屋を思い出した。

生口島西岸のヤシの木並木道

しおまち商店街に入る

しおまち商店街は店を閉めている所が目立ちシャッター通り化していた。買物客の姿もほとんど無い。11年前に訪れた時はもっと活気があったような気がする。これも時代の流れというものか… もしやコロッケ屋も閉まっているんじゃないかと心配したが、幸い営業中だった。

開いている店も人通りも少ない商店街

有名なコロッケ店

中山きんに君も来たってさ

このコロッケ屋には沢山の有名人が訪れていて、店前には店主?のおばちゃんと有名人が写った写真が沢山貼られている。店は何度もテレビに出ているようだが、何がキッカケで有名になったのだろう。コロッケ(140円)を買って店の前で食べたが、味は普通に美味しい普通のコロッケだった。

11年振りに食べる名店コロッケ

コロッケ屋から沢港までは自転車で5分も掛からない距離で、フェリーの出航時間までまだ30分ちょいありあと少し時間を潰したかったので、コロッケ屋の直ぐ側にある有名なジェラート店に寄り道。伯方の塩&瀬戸田のレモンのダブル(600円)を注文して店前で食べる。今回は名店の大福(食べたのは自宅)、名店のコロッケ、名店のジェラートと、珍しくグルメなサイクリングでもあり満足度も上昇。基本的にグルメには興味が無いが、サイクリング中に買い食いレベルのプチグルメをするのは結構楽しい。

有名なジェラート店

サイクリストにも人気のドルチェ

伯方の塩&瀬戸田のレモン

沢港に帰着

沢港に帰着したのが14:25。コロッケとジェラートの買い食いがちょうどいい時間潰しになった。そして予定通り14:40発のフェリーに乗船して三原市の須波港へ。もう一便後のフェリーにすればもっといろんな場所を観光&寄り道できたが、次の便は約2時間も遅い16:30発なので、それだと帰宅が少々遅くなってしまう。サイクリングはできれば早めに帰宅して、自転車の手入れや洗濯、入浴などの雑務をしっかり終えて、その後に映画などを観ながらのんびり晩酌をする時間がたっぷり欲しいんだ。

今回のサイクリングに掛かった所要時間は約7時間で、そのうち走行時間が約3時間40分だった。いい感じにマイペースなポタリングだったと思う。走行距離は60km弱で走り応えも程よくあった。こんな感じに風景や観光や写真撮影や、そしてたまにはグルメも楽しみながらののんびりサイクリングが自分には合っていると思う。天気も文句なしの快晴で気持ちのいいサイクリングを満喫できた。快晴日の海沿いサイクリングは自分にとって最高のリフレッシュ手段だ。

走行時間

走行距離

 

大三島と立石展望台(2024年5月)

前回は久し振りのしまなみ海道サイクリングをして生口島と因島を走って、前々から再訪を決めていた自転車神社とベルベデールせとだへ行って満足できた。ならば次もしまなみ海道で再訪を望んでいた場所へ行こうという事で、大三島の立石展望台を目的地に設定。立石展望台へは10年前にドライブで初めて大三島を訪れた時に立ち寄ったのが唯一で、サイクリングで行くのは今回が初めて。ロードバイクでサイクリングをしていた頃から機会があれば立石展望台へ行こうと考えていたが、山道を登るのが面倒で後回し後回しとなり今回やっと再訪を実現。

広島県竹原市の忠海港から乗船

可愛さMAXな忠海港のフェリーターミナル

しまなみ海道六島のひとつであり愛媛県側にある大三島へは、広島県竹原市の忠海港からフェリーに乗って渡る。自宅から忠海港までは車で約50分、走行距離は40km弱。車でしまなみ海道を渡って大三島まで行くとなると約1時間半、走行距離は90kmにもなるので、フェリーを利用した方が車の運転はずっと楽で済む。忠海港は「うさぎの島」で有名な大久野島の玄関口でもあり、乗船券やお土産の販売をしているフェリーターミナルは完全にうさぎモード。女性や子供が喜びそうなカワイイ装飾がされている。ちなみに10年前に初めて忠海港を利用した時は地味で質素な建物だった。

大三島の盛港で下船

時計回りに外周路を進む

朝一の便7:30発のフェリーに乗船し、約30分で大三島の北端付近にある盛港に到着。そしていつも通り時計回りに島一周サイクリングをスタート。盛港の前を通る外周路を進む。今回一番の目的地である立石展望台は位置的にスタート早々に向かう事になり、盛港から走り始めて直ぐにスマホからGoogleマップを開いて道のりを確認。すると既に展望台へ続く横道を過ぎているようだったので、500mほど戻って横道へ折れる。

山へと続く横道へ折れて進むが…

海岸沿いからここまで登って引き返すハメに…

山へ向かって延びる上り坂を暫く進んで行くが、車で立石展望台まで行った時はこんな道を通った記憶はなく、道を間違えている気がしてきて再度Googleマップを確認。で、やっぱり間違っていた…立石展望台へ続く道に入るには外周路をもっと進む必要があった。ちゃんと地図を確認していなかった事を反省。1kmほど登ってきた道を引き返して外周路へ戻る。3kmも無駄に走ってしまった、しかも上り坂を走って無駄に体力を消耗してしまった。やれやれ…

再び外周路を進む

今度こそ立石展望台へ続く道に入る

気を取り直して再び外周路を進んで行き、今度こそ立石展望台へと続く道に折れる。途中に黄色い花が道路の両脇に沢山咲いている場所があり綺麗だった。花の名前は知らないけど。やがて「立石展望台 3.7km」と書かれた案内板があり、その先から道幅が狭くなり上り勾配が続く山道に突入。車が1台やっと通れる狭小道路で急なカーブが連続するので、軽自動車かコンパクトカーでないと車の運転は厳しい。10年前は安い中古のコンパクトカーで通ったが、それでもよくこんな道を運転する気になったなと当時の自分に感心する。現マイカーのフォレスターでは絶対に入りたくない山道だ。

この先から山道が始まる

上り勾配の続く狭小道路を進む

曲がりくねった狭小道路を進んで行くと今度は「立石展望台 2.1km」と書かれた案内板があり、その隣に不法投棄され朽ち果てた廃車。10年前にもこの廃車はあった。かなり昔の車のようなので、車名やメーカー名が知りたくて内外を軽く調べてみたが、それらを確認できるものは残っていなかった。

展望台まであと2.1km

イイ感じに朽ち果てているよ

引き続き展望台を目指して山道を進む。あまり管理されていないようで至る所に落石や倒木があり、中には被害に遭ったら車でもタダでは済まない大きな岩が転がっていたりと、道路状態は良くない。自転車を運転していて突然岩が転がり落ちてきたらひとたまりもないので、道路脇の斜面に注意を払いながら走る。

引き続き山道を進む

道路に巨大な落石!

展望台までの道のりに激坂的な急勾配はほぼ無く、貧脚の自分でもペダルを漕いで登って行ける山道だった。ただ日差しが強く暑さによる体力の消耗が大きい。山道は木々で日差しが遮られている場所が多くて本当に助かった。直射日光を浴び続けながらの山登りだったら倍は体力を消耗していたと思う。

木陰が多くて助かる

立石展望台の遊歩道入口に到着

そして立石展望台まで続く遊歩道の入口に到着。展望台まで3.7km地点と2.1km地点には目立つ案内板があるのに、何故か遊歩道の入口には地味で小さい案内標識が木陰にちょこんと立っているだけ。車でここを通ったら見過ごしてしまいそうだ。車の駐車スペースも整備されておらず、雑草が生えた路肩に適当に停める感じ。道のりの途中にある案内板は大々的に立石展望台をアピールしているのに何故?

ここから遊歩道

展望台の先に神社もある

展望台へ続く遊歩道

絶景を背景にして自転車の写真を撮れるかも知れないと思い、未舗装の遊歩道を自転車を押して歩き、程なくして立石展望台に到着。1階部分が男女別のトイレになっていて、その上が屋根付きの展望台になっている。狭小道路が続く道のりからしてマイナースポット感漂う場所の割には立派な展望台だと思う。

しかし展望台に着いたと同時に違和感を覚える。こんなに背の高い木々に囲まれていただろうか、と。何となく嫌な予感がしつつも自転車を担いで階段を上り展望台へ。そして予感は的中、展望台からの視界は周囲の木々に360度遮られていた。

立石展望台

立石展望台

本来ならば大三島と生口島を繋ぐ多々羅大橋が正面に見え、その左右に広がる瀬戸内風景を一望できる絶景スポットなのだが、高く伸びた木々に遮られ外の景色はほぼ見えない状態。かろうじて多々羅大橋と生口島の山が少し見える程度。ほぼ展望台として機能していない残念すぎる状態に唖然。しかしマイナーな展望スポットではよくある事で、これまでのサイクリングや車中泊旅行でもこんな事は何度かあった。それにしても想定外だ…

外の景色はほぼ木々に遮られている

景色が見られないなんて想定外だ…

立石展望台までの道のりには目立つ案内板を設置しているんだし、道路や展望台の維持管理はするべきだと思う。管理が無理なら案内板を覆うとか撤去するとか、もしくは展望台が機能していない事を知らせる案内を掲示するとかして欲しい。せっかくここまで登って来て景色が全然見られないんじゃ誰だってガッカリする。とにかく残念で悔しいので下↓に10年前に撮ったパノラマ写真を掲載。日の出直後の早朝訪問だったので逆光で写真は暗いが、本来ならばこれだけ広い視野で瀬戸内風景を一望できる。

<< SCROLL   2004年の立石展望台からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

10年振りの再訪が残念な結果となった立石展望台だが、展望台より奥にある石鎚神社はどうなっているのか確かめるため、自転車は展望台の下に置いて更に奥へと続く遊歩道を進む。程なくして到着した石鎚神社は、石積みの上に置かれた木造の小さな祠があるだけの質素なもの。そして展望台と同じく神社の周囲も背の高い木々に囲まれていて、外の景色は一切見えない状態になっていた。

立石展望台から石鎚神社へ向かう

石鎚神社も木々に囲まれていた

祠の後ろからでも何も見えない…

祠の後ろに石積みと同じ高さの空間があり、以前はそこから瀬戸内風景をある程度見渡せたが、今回はそこにも草木が生い茂っていて、狭い通路も雑草に埋もれて入り込むのも困難な状態。完全に管理放棄されいるじゃないか!悔しいので雑草をかき分け何とか祠の後ろへ回るも、やっぱり外の風景は木々に遮られてほぼ何も見えない。何かもう、本当にガッカリだ。展望台も神社も10年前はとっておきのスポットだったが、時を経て残念スポットになってしまった。まぁ仕方ないさ、とりあえず立石展望台と石鎚神社の再訪を果たして気は済んだ。

もやもやした気分で山道を引き返す。途中にある黄色い花が沢山咲いている場所で、花々をバックに愛車K9Xの写真を撮って気分を晴らす努力をする。それから再び外周路に出て時計回りに進んで行く。

花に残念な気分を晴らしてもらう

外周路に戻る

大三島一周サイクリングをする時も、しまなみ海道往復サイクリングで大三島を通る時も、ほぼ毎回立ち寄っているサイクリストの聖地碑に今回も寄り道。サイクリストの聖地碑は「道の駅 多々羅しまなみ公園」の敷地内の片隅にあり、自分が立ち寄る時は大抵来訪者の姿は少なかった。しかし今回は聖地碑の周りに多くのサイクリストがいて少々怯む。ロードバイク、クロスバイク、ミニベロ、レンタサイクルと思われる自転車など、サイクリストが乗る自転車の種類はさまざまで、外国人集団の姿も。これじゃ自由にゆっくり写真を撮れないじゃないか!…という事で、碑の前に自転車をサッと停めてパパッと写真を撮ってスッとその場を離れる。まぁサイクリストの聖地碑はロードバイクに乗っていた頃から何度も何度も立ち寄っているからいいさ。

サイクリストの聖地碑

渚のロードを縦断

しあわせの鐘

サイクリストの聖地碑から道の駅内の「渚のロード」を縦断。道の駅敷地内で見掛けるサイクリストの姿も以前より明らかに多く、売店や土産物売り場は多くの行楽客で賑わっていた。コロナ明けやインバウンド増加の影響だろうか。サイクリング中に人が多くてゴミゴミしている場所へ入り込むのは好きじゃないので、道の駅の施設は全て素通り。サイクリストの聖地碑とは反対の隅に「しあわせの鐘」というタイトルの鐘があったので、一応鐘を鳴らして写真も撮っておく。まぁ何てことないものだけど初見なので。

一応鳴らしたよ

道の駅から引き続き外周路を進んで行き、「ここは大三島」と書かれ瀬戸内の風景が描かれた堤防で脚を止める。2016年にロードバイクで大三島一周をした時は綺麗な堤防アートだったが、8年経ってすっかり劣化して黒ずんでしまっている。これではひと目に止まらなそうだ。この手の屋外アートは経年劣化が避けられないので仕方ないのだろうけど、何だかちょっと寂しいな…

経年劣化で黒ずんで目立たなくなった堤防アート

2016年に大三島一周した時は綺麗だった

今度は道路脇にひと際目立つ花があったので脚を止める。離れた所からでは眩しいくらい真っ白に見えた花は、側で見るとほのかに紫がかっていた。多分初めて目にする花だ。いや、これまでに目に入った事はあっても目に留まって間近で見るのが初めてなのかも知れない。

道路脇に咲く薄紫の花

きれいな花だな〜

上↑の花の隣には下↓のマーガレットも咲いていた。その中に奇形と思われる細長い花がいくつかあった。最初は花がふたつ重なってそう見えているのかと思ったが、間違いなくひとつの花で茎も通常より明らかに太い。ともあれ、目に留まった花を観察しながらのサイクリングなんていかにも散歩的で、正にポタリングのお手本みたいでいいじゃないか。

マーガレットもいいね

ふつうはこんな感じ

これは奇形?

花の次は「出走」と書かれた標識の隣にフクロウが3羽並んでいるのに目が留まる。サイクリングイベントか何かのスタート地点だったとか?周囲に説明書きなどは無いので分からないが、こういうちょっとした発見があるとサイクリングがより面白くなるので良い。ささいな事でも目に留まり気になったら脚を止められるのも、散歩的な走り方を得意とする小径車でのサイクリングの醍醐味だ。

外周路を進む

これは何だろう

この日の空模様は文句なしの快晴。海沿いの道から海岸風景を眺めながら走るのが気持ちいい。ただ、時期的なものが影響しているのか相変わらず遠くの景色は霞んでいて、方角によっては空や海や緑の彩度がイマイチだがまぁ許容範囲内だ。そして日差しを浴びた綺麗な花が目に留まったら脚を止めて写真を撮る。せっかくマクロ撮影にも強いコンデジを買ったんだし、もっとコンデジを活躍させたいという気持ちもある。最近コンデジの使用率はiPhoneカメラに押され気味だし…

快晴下でのサイクリングは気分がいい

今回は花をいっぱい撮ったよ

遠くの景色は霞んで彩度が低めの風景

長いトンネルを通る

大三島一周は約50kmで距離的には大したことないが、外周路は何気にアップダウンが多くて結構疲れるコース、という印象。なので終始のんびりマイペースでポタリング…という訳にはいかない。長い長い上り坂や少々急勾配な上り坂が複数あるのでいい運動になる。

長い長い上り坂もあれば…

長い長い下り坂もある

外周路沿いにある「大三島 憩いの家」にも寄り道。旧小学校の木造校舎が宿泊施設になっている。別に宿泊しなくても渡り廊下を歩いて校舎内の一部を見学することができる。

大三島 憩いの家

郷愁感ある木造校舎に惹かれる

憩いの家にはあちこちに花が咲いていた。日差しを浴びた花は色鮮やかで本当に綺麗だ。せっかくなのでここでも花の写真撮影を楽しむ。自分は別に特別花が好きなわけではないが、綺麗な花の写真を撮るのは結構楽しい。ちなみに憩いの家で撮った花の名前はひとつも分からない。それでいいのだ。

ついでに憩いの家の前にある海岸に出て、そこから続く遊歩道を今回初めて通って奥にある桟橋へ。特に何があるという訳でもなく、印象的な風景が広がっているという訳でもなく。近くに三つの小島が並んで浮いているのと、遠くに来島海峡大橋が薄っすら見える程度の場所で、桟橋は釣りスポットになっている様子。それでも初めて立ち寄ったという事に意味がある。何度も走っているコースでは些細でも新しい発見や初めて見る景色が欲しいんだ。

大三島 憩いの家の前にある宗方海岸

いつものコースでも新しい発見が欲しいよ

遠くに見える来島海峡大橋

外周路の途中に「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」と「ところミュージアム」が続けてあるが、未だにどちらへも入館した事がない。基本的にこの手の施設にはあまり興味が無いし、サイクリング中には尚更立ち寄る気分にならないので仕方がない。ところで、ところミュージアムは今の今まで所ジョージが関わっているミュージアムだと勝手に思っていたが、間違った認識をしていた事にこのサイクリング記を制作している時に知った。普通の現代アート美術館だった。

今治市伊東豊雄建築ミュージアム

ところミュージアム

外周路の脇に昔のオート三輪と1人乗り超小型車がポツンと置かれている場所がある。ぱっと見は不法投棄されているようにも見えるが、よく見ると「展示」しているようにも見える。オート三輪は状態が良ければ博物館にあってもおかしくない代物なのではないだろうか?黄色いミニミニサイズの車も後輪が一輪の三輪車で、昔の電動カーなんじゃないかと推測。気になりネットで少し調べてみたが出て来なかった。とりあえずここは大三島珍スポットに認定したい。

道路脇に昔の車が2台放置?展示?

きっと貴重なオート三輪

謎の超小型自動車

大三島の外周路を盛港から走り始めて半周を過ぎた辺りから、少々退屈な気分になり始める。今回で大三島一周サイクリングは5度目くらいだろうか。何度も走っているコースは後半から飽き始める傾向にあるが、こればかりは致し方ない。視界に入る風景に変化が少ないと尚更だ。絶景が広がる展望スポットや見応えのあるオブジェなどがちょくちょくあればいいのだろうけど、それでも後半になると疲れも出てきてやっぱり段々と飽きてくる。話し相手のいないソロサイクリングなので尚更だ。こればかりは致し方ない。

綺麗な海岸風景にも次第に飽きてくる

単調な風景や道路が続くと尚更飽きてくる

今回の大三島サイクリングは立石展望台の他にもう1箇所目的地があった。島の西側にある宮浦港の側にある「鶴姫の像」。これまでドライブでもサイクリングでも立ち寄った事のない未踏スポットだった。結構前から鶴姫の像の事は知っていたが、大三島一周サイクリングをする際に外周路を外れてまで行きたいとは思わなかった。で、今回は何となく寄り道したい気分になったので初訪問。

宮浦港の桟橋は神殿風

阿奈波神社の参道を進む

外周路を外れて宮浦港の前を通り、海岸に沿って続く阿奈波(あなば)神社の参道を進んで行くと海上に鶴姫の像がある。岩礁に設置された鶴姫の像は宮浦港の神殿風桟橋の方を向いていて、参道から見られるのは横顔と後ろ姿のみ。正面からお顔を見られないのがちょっと残念。正確には宮浦港より先にある大山祇(おおやまづみ)神社を向いているのかも知れない。大山祇神社は大三島を代表する観光地で、自分好みのスポットである「生樹の御門」という見応えあるクスノキがあるが、そちらの方へは前回Verge N8で大三島一周サイクリングをした時に立ち寄っているので今回はパス。

参道の途中にある鶴姫の像

宮浦港を見ている?

少々寂しげに見える鶴姫さん

鶴姫とは戦国時代に大三島で活躍した女武将で、「瀬戸内のジャンヌダルク」とも言われているらしい。16歳で戦場に出陣して、恋人の戦死を追って海に飛び込んで18歳で死んで…と、ざっくり要約するとそんな感じで鶴姫伝説として語り継がれているらしい。まぁその辺の事は別に知らないままでもいいんだ、着物を着たかわいらしい石像を見られて満足だ。ただ、頭に鳥のフンがたくさん付いているのがちょっとかわいそうな感じだった。綺麗に洗ってあげたい。

誰か頭の汚れを取ってあげて

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せっかくなので参道をさらに進んで阿奈波神社まで行ってみる。参道の行き止まりにはテラス風の建物があり、何故かボロボロのソファが置かれていた。その隣に社殿が建っているが一部が倒壊。その手前には別の社殿が建っていたと思われる痕跡があり、さらにその手前には鳥居だっと思われる柱が… これは一体どういう事かと気になりネットで調べたところ、2016年に起きた土砂崩れで鳥居と拝殿が倒壊してしまったらしい。それにしても8年経ってもこの状態という事は、再建するつもりは無いのだろうか。

参道行き止まりにあるテラス風の建物

社殿の一部が倒壊している

鳥居も倒壊

社殿の向かいに小さなお堂のような建物があり、中を覗くと男のシンボルがたくさん供えられていた。阿奈波神社は子宝などのご利益がある神社なのかも知れない。この男根を見て真っ先に壱岐島の塞神社を思い出した。塞神社に供えられている巨大な男根は凄かった。…ともあれ、阿奈波(あなば)神社は色々な意味で穴場だった。 何となく気が向いて立ち寄った鶴姫の像と阿奈波神社だったが、思いのほか見応えがあって楽しめるスポットだった。

社殿の向かいにある建物の中には…

男根様がいっぱい!

鶴姫の像と阿奈波神社の見物を終えて時間は13:00。フェリーの時刻表を確認すると盛港14:40発の便に乗れそうなので、万が一にも乗り損なう事のないよう少々ペースを上げて走る。次の便は15:50発で丸1時間も空くので時間を持て余してしまう。サイクリングでフェリーを利用する時は予め出航時間を確認して事前に行動計画を立てておくのが肝だ。

大三島北西側には自転車歩行者道がある

相変わらずアップダウンの多い外周路

ひたすら坂道を上る

自転車歩行者道にある展望台

残りの道のりは途中に寄りたい場所も無く、淡々とペダルを漕いで盛港を目指す。上り坂が長く続く区間もありペースはどうしても落ちるが、途中でフェリーの出港時間に十分間に合うと判断できたので、上り坂では無理せずノロノロペースで進む。それでも時間に余裕ができたので、盛港の直ぐ側にある大三島北端の砂浜海岸に出て、写真を撮りつつのんびりして時間を潰す。

外周路を進んで大三島北端の海岸へ

堤防に置かれていたおもちゃ

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そして14:30に盛港帰着。忠海港から乗船した往路の便に同乗していたサイクリストの自転車が、フェリーターミナルの前に複数台置かれていた。皆考える事は同じらしい。そして出航が15分ほど遅れた14:40発の便に乗って忠海港へ戻る。往路で乗船した朝一の便は途中にある大久野島には寄港せず大三島まで直通運行だったが、復路で乗船した便は大久野島に寄港し客室は満員状態に。その多くが小さな子供連れの家族で、客室は幼稚園の自由時間のような賑やかさに。忠海〜大久野島〜大三島間を運行するフェリーを利用する際はこれを覚悟しないといけない(笑)。

盛港に帰着

フェリーに乗って忠海港へ

今回のサイクリングの所要時間は6時間30分で、そのうち走行時間が3時間40分。結構走ってばかりな印象だったが、立石展望台&石鎚神社、大三島憩いの家&海岸、それと鶴姫の像& 阿奈波神社での観光にそこそこ時間を費やしていた。走行距離は60km弱。大三島の外周路は上り坂が多い上に立石展望台までの山道も登ったので、それなりに疲れるサイクリングでもあった。

意外だったのが、最高速度が47km/hも出ていた事。上り坂が多いだけに下り坂も多い外周路だったが、そんなに下り坂で飛ばしたつもりはなかった。向かい風が一切無く路面抵抗の少ない舗装の長い下り坂、そんな条件が重なってスピードが出たのかも知れない。最高速度は40km/hまでに抑えようと一度は自重したものの、長い下り坂を滑走するのは気持ち良くてついつい加速してしまう。注意せねば。

走行時間

走行距離

最高速度

大三島一周は程よい距離とそれなりにアップダウンのあるコースで、ミニベロ乗りの自分には十分走り応えのあるコース。加えて軽く立ち寄るのにちょうどいいスポットや綺麗な海岸風景を眺めながら走れる区間も多数あり、結構ボリュームのあるサイクリングコースだと思う。きっと1年後くらいにまた走りに出掛けるに違いない。でも立石展望台へ行くのはもういいや…