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小豆島一周日帰り旅行(2025年5月)

せっかくのゴールデンウィークなので普段より遠くまで足を延ばしたい。でも毎年行なっていた車中泊旅行は飽きてしまったし、車で遠方まで出掛けるのも億劫になってしまった。ならば日帰りサイクリングでいつもとは違う場所へ出掛けようと思い立ち、ロードバイクサイクリングでお気に入りスポットだった小豆島へ行く事に。小豆島へは車中泊旅行で初めて訪れて、その後ロードバイクで3度サイクリングをしているが、小径車でサイクリングした事はまだなかったのでちょうどいい。ちなみに前回小豆島サイクリングをしたのは2021年5月でちょうど4年振り。

小豆島は外周路を一周すると約110km。初めてロードバイクで小豆島サイクリングをした時はきっちり一周したが、所有する小径折り畳み自転車で100kmオーバーのライドとなると体力的にも時間的にも余裕が無くなる。なので島の南部にある2箇所の半島状の部分を端折って一周する事に。それなら走行距離が約80kmになるのでちょうどいい。

新岡山港前のパーキングから朝日を見る

5:40新岡山港到着

新岡山港6:20発の朝一のフェリーに乗るため3:00起床の3:30自宅出発。高速道路を利用して2時間マイカーを運転して、5:30に新岡山港前のコインパーキングに到着。ちょうど日の出直後でパーキングから朝日を見物。それから新岡山港待合所に移動して小豆島までの往復乗船券を券売機から購入。自転車+大人1人の往復で乗船料は3180円。以前は朝一から窓口が開いていて「せとうちサイクルーズPASS」を利用して割引料金で乗船できたが、窓口の営業が8:00からに変更されていてせとうちサイクルーズPASSを利用できなかった。

朝一は窓口利用不可で券売機から乗船券購入

売店も営業開始前だった

フェリーの乗船が始まるまで30分ほど時間をもて遊ぶ。自宅から新岡山港までのマイカー移動中に事故渋滞などに遭う可能性も考えて、時間に十分余裕を持って家を出る必要があった。万が一朝一6:20発の便に乗り遅れたら次の便は8:40発になるので、2時間以上も小豆島の到着が遅くなってしまう。日帰りで小豆島サイクリングを十分満喫するには朝一の便に乗船するのが必須。

このフェリーに乗船

船員が丁寧に自転車を固定してくれる

小豆島が舞台のアニメ

自転車は船員が車両デッキの手摺に紐で結んで、さらにタイヤ止めまでしてしっかり固定。普段のサイクリングでよく利用する小型で乗船時間の短いフェリーでは、自分で車両デッキの端に適当に駐めておくだけ。新岡山港⇔小豆島の乗船時間は70分と長く、航行速度も小型フェリーと比べたら速いと思うので確実な固定が必要なのかも知れない。

階段から高木さん推し

綺麗で品のある客室

乗船したフェリーは小豆島が舞台のアニメ「からかい上手の高木さん」一色の痛船だった。車輌デッキから客室へ上がる階段から高木さん推しで、船内のあらゆるところにアニメキャラのイラストが貼られている。少々やり過ぎじゃないかと思うほどにたくさん貼られている。自分はアニオタなのでテンション上がっていいが、知らない人は戸惑うに違いない(笑)。

船内は高木さんのキャラでいっぱい

”痛車”ならぬ”痛船”

後部デッキにも高木さん

展望デッキにも高木さん

6:20発の便の乗船客は推定20人弱で広い客室はガラガラ。ゴールデンウィークと言っても飛び石連休の平日で朝6時台という時間帯もあって、行楽客と思われる人の姿は数人だけ。連休の行楽客に加えてインバウンドの影響で混雑する心配があったので一安心。早寝に慣れていない事もあり夜の睡眠時間は3時間ほどだったので、ガラガラで静かな客室の椅子でウトウト仮眠。

北から東にかけては青空だけど…

南から西にかけては雲が多い

前日の小豆島の時間天気予報は夕方までずっと晴れマークで、当日の起床時も変わらず夕方まで晴れマーク。なのに新岡山港に着いて天気予報を見ると朝から晴れ時々曇りと曇りのマークに変わっていた。おいおい、いい加減にしてくれよ…とツッコミを入れたくなる予報の急変ぶり。本当に天気予報というヤツはアテにならないものだと痛感。そして小豆島周辺は方角によって雲の多い空模様だった。

土庄港に到着

太陽の贈り物

7:30に小豆島西部の土庄港に到着。まずは土庄港にあるアート作品「太陽の贈り物」の前で記念撮影。同じフェリーに乗船していたサイクリスト4人組が先にいて写真撮影を頼まれたので、ついでに自分も撮ってもらう。特に撮影指示はしなかったが背中から翼が生えているような構図で撮ってくれた。グッジョブ!

高木さんの痛車発見!(撮影・投稿OKと書いてあった)

世界一狭い 土渕海峡 ギネスブック認定 …だって

土庄港から時計回りに小豆島一周サイクリングスタート。少しだけ市街地の通りを走って海沿いの外周路に出る。時期的に黄砂やPM2.5が飛散する影響で遠くの風景は霞んでいるが、走り始めは青空が広がる快晴下で気持ちのいい海沿いサイクリングを満喫。

海岸沿いの外周路に出る

小豆島のお墓で見掛けるピラミッド的なもの

綺麗な花々に脚を止めていたら…

猫にジーッと見られてた

小豆島西岸側から北岸沿いの外周路に回り込み、長閑な海岸風景を眺めながらポタリング気分でのんびり進んで行く。やがて進行方向の空に薄雲が目立ち始めるが、まだ日差しはあって風景は明るいので許容範囲内。4年振りかつ初めて小径車で走る小豆島サイクリングなので、快晴の下で景色を楽しみながら走りたい。全く持って呆れるくらい天気予報はアテにならない、いくら予報っつっても外れ過ぎじゃないか、しかし他にアテが無いから天気予報に頼るしかない…などと天気予報に対する不満で少々頭がモヤモヤ。

小豆島北岸沿いの外周路を進む

方角によって雲が多い

大阪城残石記念公園

石の絵手紙ロード

北岸沿い道路の途中に大阪城残石記念公園があり、そこからは「石の絵手紙ロード」が続く。名前の通り石に絵手紙が描かれたものが道路脇にたくさん並べられている。全部写真に収めてサイクリング記に掲載してやろうと順番に撮っていたが、思ったより数が多くてキリが無いので途中で撮影を断念。小豆島は石材の産出が多く”石の島”としても有名。ちなみに朝一のフェリーで7:30に土庄港に着いて小豆島を時計回りに走り始めると、大阪城残石記念公園を開園時間の9:00より前に通り掛かることになるので、毎回少し気になりつつも入館したことは一度も無い。

小豆島の北側には街もこれと言った観光スポットも無いので、北岸沿いの道路は車の往来が少なくサイクリングには持って来いのルート。大きな見どころは無いが海岸風景やちょくちょく通る集落の町並み風景が目の保養になる。がしかし、ふと山側を見ると広範囲にどんよりと重々しい雲が覆い被さり、雨が降ってもおかしくない空模様になっていた。海側はまだ青空が広がっているのでいいが、怪しい雲が自分の方へ流れてこないか不安になる。

4年振りのお巡りさん

山側は怪しい空模様

小豆島は石の島であり醤油の島でもある

青空が背景だと何気ない風景も絵になる

・・・ところで、小豆島を訪れるのは丸4年振りな上に小径車で走るのは初めてながらも、サイクリング記に載せる文章がなかなか浮かばすHP制作に苦戦。正直なところだいぶ前からHP制作には飽きが来ているので、それが一番の要因であることは間違いない。元々文章作成が苦手なので尚更に… それでもせっかく遠くまで足を延ばして久しぶりの小豆島サイクリングをしたので、頑張って手抜き無しのサイクリング記を何とか完成させた(誤字脱字多数&文章下手は仕方がないっ、でもどうせ誰も読まないから問題ないっ)。以降のサイクリング記は文章の少ない簡易的なものにしようかなと思った。

文章作成は苦手なんだよ…

こぼれ美島展望台からの眺めは…

木々の間から小島がふたつ見えるだけ

ここから採石場に沿って道路が続く

気持ちのいい直線道路

小豆島北東部まで進むと気持ちのいい直線道路があり、そこから大規模な採石場に沿って道路が続く。山肌が削り取られてなかなか印象的な風景を楽しめる。がしかし、この辺りから進行方向の空まで完全な曇天模様になってしまい、日差しは遮られ風景の彩度は落ちて気分もトーンダウン。おまけに風も出ていて肌寒い。急激に先行きが不安になる。

進行方向が曇天模様に変化

後ろを振り返れば青空

小豆島は石の島

ここからアップダウンとカーブが連続する山道が続く

採石場を抜けると暫く上り坂が続き、その途中途中に東屋のある展望台が2ヶ所。最初にある吉田展望台は木々が邪魔してほとんど海が見えない残念な状態。まぁこの手のあまり人が立ち寄らない展望台でよくある事だ。その次にある吉田東展望台は海をそれなりに見渡すことができるが、周囲に島のひとつも無くだだ水平線があるだけの極めて質素な眺め。どちらも何のために展望台を設置したのか疑問に思ってしまう。まぁサイクリストの休憩場所にはなっているけど。

吉田展望台からの眺めは…

木々が邪魔でほとんど海が見えない

吉田東展望台からの眺めは…

水平線が続く海が見えるだけ

吉田東展望台を過ぎると外周路は北岸沿いから東岸沿いへ回り込み、今度は南へ向けて進んで行く。北東の採石場から進行方向が曇天になり気分は低空飛行だったが、東岸沿いを進むうちに再び視界に青空が広がるようになり気分を持ち直す。場所によって雲が多かったり青空が広がっていたりするので、進行方向が変わる度に目に映る空模様もコロコロ変わる。まぁそれはそれで頻繁に風景が変化するので退屈しないで済む、とポジティブに考える事にした。

北岸沿いから東岸沿いへ回り込む

道路から見えた島

いつの間にか山側が晴れていた

とりあえず青空メインの天気になった

小豆島東岸側の外周路はアップダウンが多い印象があったので、ロードバイクより走行性能が低い小径折り畳み自転車では脚への負荷が大きく苦労するだろうと少し構えていたが、思っていたほどキツい上り坂は無く順調に進んで行く。それからいつの間にか山側も青空が広がっていて、空模様は雲より青空の割合が多く日差しのある晴天に落ち着く。よかったよかった。気温もサイクリングには丁度いい涼しさで快適に走れて再び気分上昇。

アップダウンが多いけどミニベロでも大丈夫

ちょくちょく脚を止めて写真撮影

何気ない場所に裸婦像

東岸側も車の往来が少なく快適走行

小豆島は石の島という事で、道路を走っていると至る所で石のオブジェを見掛ける。車中泊旅行で車を運転して周った時はほとんど気付かなかったし、ロードバイクでサイクリングした時も今回ほど目に留まらなかった。ポタリング感覚でのんびり走って周囲の細かいところにまで目がいくミニベロサイクリングだからこそよく気付くのだと思う。ロードバイクは前傾姿勢で視線が前方に集中するので周囲の観察力は落ちる。ともあれ、風景や色々なものに目を向けながら小豆島一周を楽しむなら、車よりもロードバイクよりも小径車が向いている。

足!!

布袋尊とゴルフボールが並んでる

小島が浮く絵になる風景を東岸沿いの道路脇で発見。細長くて3つのコブがある小島で、眼下の海岸から延びる堤防のような道で繋がっている。海岸も綺麗だし全体の構図もなかなか良くて、土庄港をスタートしてからここまでの間で一番印象的だった風景。

道路脇から眺める小島と海岸

道路脇の絶景ポイントの直ぐ先に「福田海岸展望地」があり、そこからも3つコブの島が浮く風景を一望。しかし眼下にある海岸と堤防道は見えないので、手前の道路脇からの方が眺めがいい。。どうにも外周路の途中途中にある展望台は何処も微妙な眺めだ。休憩スポットとしてはありがたい存在だけど。

福田海岸展望地

展望地より手前の道路脇の方が眺めがいい

引き続き小豆島東岸沿いの道路を南へ向けて進む。ほどほどのアップダウンを繰り返し、たまに小さな町を通過し、海原風景や海岸沿いに続く小豆島の地形を眺めながら島一周サイクリングを楽しむ。長閑で静かで開放感があって最高のリフレッシュになって癒される。ゴールデンウィークという事で普段よりも足を延ばして小豆島まで来て本当に良かったと思える。

長閑で開放感のある風景に癒される

小豆島ならではの風景を満喫

アップダウンを繰り返す東岸沿いの外周路

道路から見える城ヶ島

展望スポットの南風台で補給食のコンビニおにぎりをひとつ食べて小休憩。南風台は3度目の小豆島サイクリングで寄った際、写真撮影のためベンチに立て掛けたロードバイクを倒してしまい、シートステーに凹みキズを付けてしまった苦い思い出がある。まぁ今となってはそれもいい思い出だ。ともあれ自転車にはスタンドがあった方が便利だし安全だし、何より何処にでも駐められて写真を撮れるのがいい。

南風台でおにぎり休憩

南風台から遊歩道を歩いて海岸へ下りる

希望の道と城ヶ島

ここを訪れるのは2度目

南風台から見下ろせる城ヶ島には「希望の道」という砂浜の道があり、小豆島の隠れスポット的な場所になっている。南風台から少々足場の悪い遊歩道を下りて行くと、目の前に城ヶ島があるこぢんまりとした海岸に出る。訪問時は満潮だったようで希望の道は完全に沈んでいたが、海面の下に延びる道が見えてなかなか絵になる風景。砂浜の道と言えば小豆島南西部にあり土庄港から近い「エンジェルロード」の方が有名だが、個人的には隠れスポット的な雰囲気が漂い観光地化されていない希望の道の方が好き。前回ここを訪れた時も希望の道は沈んでいたので、次回は干潮時に希望の道を歩いて城ヶ島へ渡りたい。

<< SCROLL 希望の道と城ヶ島 パノラマ写真180°    SCROLL >>

今回の小豆島一周サイクリングは走行距離を80km程度に抑える関係で、島の南岸に2ヶ所ある半島状の部分を周るのは省略。なので南東側の半島へ折れる交差点を直進し、その直ぐ先のトンネルを抜けてからは進行方向を西に変える。ロードバイクで初めて小豆島サイクリングをした時に南岸の半島状部分も含めた完全な島一周をしているが、南東側の方は道も風景もつまらないので仮に時間と体力に余裕があっても走らなかった。

ツツジがいっぱい

小豆島一周最初で最長のトンネル

トンネル抜ければ進路は西へ

南東部の街に入る

南東部の街に入った所で少しコースを外れてマルキン醤油に寄り道。マルキン醤油は小豆島を代表する大きな醤油メーカーで、工場が並ぶ通りに入ると濃密な醤油の匂いが漂ってくる。で、寄り道の目的は名物の「しょうゆソフト」。ほのかに醤油の味と香りがするソフトクリームでなかなか美味しい。いつからか小豆島サイクリングでしょうゆソフトを食べるのがお決まりになった。

マルキン醤油に寄り道

ここでの記念撮影もお決まり

マルキン醤油の売店

しょうゆソフトを食べる

ここでもうひとつお決まりになっている”しょうゆソフト看板チェック”を実行!! 2013年4月→2016年10月→2020年6月と年月が経つにつれボロくなっていき、2021年5月の訪問時は看板が無くなり代わりによくある店頭ポップが置かれていた。そして今回は看板が綺麗になって復活。看板ひとつにしても歴史のあるマルキン醤油(笑)。

2013年4月  →  2016年10月  →  2020年6月  →  2021年5月  →  2025年5月

ついでに塀や建物壁面にある赤いマルキンロゴマークの劣化具合も比較。2013年4月の初訪時と比べて現在はいずれも酷く黒ずんでしまっている。これは工場から飛んでくる麹菌によるものらしい。建物全体が真っ黒になっているものもある。

↑2013年4月

↑2013年4月

↑2025年5月

↑2025年5月

マルキン醤油がある南東部の街からエンジェルロードがある南西部の街まで延びる外周路の国道は交通量が多く、車道の幅が狭い区間が多いので自転車の運転に神経を使う。一部だけ自転車でも走れる海岸沿いの広い歩道があって風景もいいが、それ以外はただの狭い市街地道路。小豆島南岸沿いは街が点在していて車の往来が非常に多く、風景も面白味がないので正直退屈なルート。

こういう歩道があると嬉しい

ずっとこんな歩道が続いていればいいのに

小豆島の代表的な観光スポットであるオリーブ公園に寄り道。お目当てはオシャレで写真映えするギリシャ風車。しかし観光客が予想以上に多くて少々面食らう。ここまでは何処も人が少なくゴールデンウィーク中である事を忘れるくらいだったが、オリーブ公園はよほど人気のスポットなのか外国人観光客の姿も目立ち、今回の小豆島観光で一番人の多い場所だった。そんな訳でギリシャ風車をバックに自転車を入れて写真を撮るのに難儀した。自転車を停めた遊歩道は絶え間なく観光客が通り、人通りが途切れる瞬間をじっと待って何とか撮影したが、イマイチ満足できる構図で撮ることが出来なかった。気が向いたら広い公園内を軽く散策しようと考えていたが、観光客が多くてゴミゴミしている場所は好きじゃないのでヤメ。

オリーブ公園のギリシャ風車

オリーブ公園を出た所でもうひとつの半島状部分へ折れる交差点に差し掛かる。こちらの方は突端まで進むと印象的な海原風景か広がっていてるので出来れば周りたいところだが、急勾配な上り坂が続く難所があるし体力的にも時間的にも余裕が無くなるのでやっぱりパス。引き続きエンジェルロードがある街へ向けて国道を西へ進む。車の往来が多いので幅の広い歩道がある場所では歩道に入り、歩道が狭い場所や無い場所では仕方なく車道の端を走行。ひっきりなしに自分の右横を車が通過して行くのでストレスが溜まる。こういう道路は極力自転車で走りたくない。

引き続き小豆島南岸を西へ進む

街の中でも石のオブジェを見掛ける

こういう道路は自転車で走りたくない

廃墟ホテルがグランピング施設になっていた

淡々とペダルを漕いで走っている途中で、ふとある場所に目が留まる。前回ロードバイクで小豆島を周った時に目に留まった海岸前の廃墟ホテルが無くなっていて、白いドームテントが並ぶグランピング施設ができていた。綺麗な海岸風景とは対照的に窓が全て外された廃墟ホテルが不気味でインパクトがあったので場所を覚えていた。変化していくのはしょうゆソフトの看板だけじゃないんだなと思った。その海岸で二度目の食事休憩を取ってコンビニおにぎりをまたひとつ食べる。小豆島まで足を延ばしてもサイクリング中の食事はいつも通り。それでイイのだ。

ここで二度目のおにぎり休憩

市街地走行はつまらないなぁ

マルキン醤油からの市街地走行を経て、小豆島を代表する観光スポットのエンジェルロードに寄り道。オリーブ公園のように観光客が多いだろうと覚悟していたが、駐車場はガラガラで辺りに人の姿も殆ど無く閑散としていた。以前は無料駐車場だったのがコインパーキングになっていたからとか? それと駐車場の奥にある「天使のポスト」の後ろにアイスクリーム屋が出来ていた。羽の付いた天使のポストに合わせてアイスクリーム屋の壁にも羽マーク。小豆島も訪れる度に色々な変化に気付かされて年月の流れをヒシヒシと実感させられる。

天使のポスト

ポストの後ろにソフトクリーム屋が出来ていた

エンジェルロードへ

エンジェルロードも海に沈んでいた

南と東は曇り空で北と西は晴れ空

そして砂浜海岸に出るとエンジェルロードが延びる南側の空には薄雲が広がり日差しが弱く、全く見栄えしないさっぱりな眺めでちょっとガッカリ。まぁいいさ、エンジェルロードはほんのついでに寄っただけだし本命は希望の道だったからいいさ。先に観光した希望の道と同じくエンジェルロードも訪問時は潮が満ちていて海に沈んでいた。ここを訪れるのは4度目になるが、干潮でエンジェルロードの先にある中余島の前まで歩けたのは一度だけ。海は満潮より干潮になっている時間の方が短いものなのだろうか。

約束の丘展望台

おっさん1人で恋人の聖地の鐘を鳴らす

エンジェルロードを見下ろすことができる「約束の丘」にも登っておく。丘の上からだと海面越しでも砂浜の道がよく見える。約束の丘には「恋人の聖地」と書かれた鐘がある。ここみたいに恋人の聖地と設定され鐘が設置されている観光スポットは日本全国にある。若者の集客を目的としているのは明らかだが、どれだけの効果があるのか疑問だ。逆にお一人様は立ち寄り難くなるんじゃないかと思う。まぁ自分は全然気にしないけど。

約束の丘展望台から見下ろすエンジェルロードと中余島

迷路のまちに入る

エンジェルロード観光の後は直ぐ側にある「迷路のまち」を軽く観光。迷路のように入り組んだ細路地に住宅が密集したエリアで、中心部に西光寺という寺があり高台に誓願之塔という三重塔が建っている。こういう昔ながらの細路地を探検気分でウロウロするのってなんか楽しいじゃないか。

高台に建つ三重塔へ

ベンチに獅子舞?の絵

まずは階段道を上って三重塔が建つ高台へ。眼下に迷路の町の住宅密集地が広がり、土庄港方面の海や島の内陸にそびえる山々まで一望できる。なかなかいい展望スポットながらも訪問時は自分以外人の姿は無し。やっぱり飛び石連休の平日で昼過ぎという時間帯だからか、それとも世間的にマイナースポットなのだろうか。

西光寺の誓願之塔

実際は鳴らしてないよ

高台から見下ろす迷路のまち

高台から眺める山々

高台を下りたら自転車で軽く細路地散策。40代後半という年齢の自分には、迷路のまちの昭和レトロ漂う住宅風景に郷愁感が湧いてくる。実家の周りも40年くらい前はこんな感じだったなぁと。何だかとても落ち着く雰囲気でもあり、時代に取り残された寂しさのようなものも感じる。

郷愁漂う迷路のまち

撮影スポット的な西光寺横の小路

西光寺山門

この古さがなんかイイねっ

昭和レトロ感がたまらない

迷路のまちと言えば、海に浮かす"ブイ"に顔を描いてバケツに乗せたヤツがあちこちにあるイメージだったが、12年前に初めて観光した時と比べてあまり見掛けなくなったように感じる。西光寺山門の直ぐ側にあった観光案内所は2度目の小豆島訪問時に無くなっていたし、観光地としては廃れてしまった様子。まぁ地元住民からしたらその方が助かるだろうけど。自分の生活が観光客の目に晒されるのはいい気分ではないだろうし…などと考えながら住宅地をうろつく自分。

島内でよく見る消火栓

迷路のまち散策を終えたのが14:30。フェリー乗り場がある土庄港は直ぐ側で、このまま土庄港へ戻れば15:40発のフェリーに乗って新岡山港着が16:50、そして自宅に着くのが19:30前後になると思うのでそれ程遅い帰宅にならずに済む。帰宅後にゆっくりする時間があるのは魅力的で少し考えてしまうが、まだ十分余力はあるし翌日も仕事は休みなので帰宅が遅くても問題はない。なので当初の計画的通り小豆島西端側も周ってから土庄港へ戻る事に。西端側で観光や寄り道する予定の場所は無かったが、わざわざ3:00起きして2時間も車の運転をして、更に70分フェリーに揺られて遥々やってきたので気の済むまで小豆島を満喫しておきたい。

ここで三度目のおにぎり休憩

小豆島西端側を走る

迷路のまちを出て小豆島西端側を走り始めて直ぐに、休憩するのにいい砂浜海岸があったので三度目のおにぎり休憩を取る。日帰り旅行と言ってもいいボリュームの小豆島サイクリングでも、食事はいつものサイクリングと同じ補給食のコンビニおにぎり3つ。ご当地グルメをしようという気は全く無かった。昔から食事にかける時間が勿体ないと思うような人間なのだから仕方がない。旅行中は観光と移動に最大限時間を割いて食事は最小限で済ませたい、という考え方になってしまう。

急に上り坂がかったるくなってきたよ

短いトンネルを通る

自転車を停めるのにも気を遣うほど風が強い

小豆島一周で通ったトンネルは3つ

小豆島西端側の外周路を走り始めてからは強い向かい風に吹かれるようになり、サイクリング終盤という事で少し疲れも出てきてノロノロ走行。ちょっとした上り坂でもペダルを漕ぐのがかったるい。それでも青空が広がる天気で気分はいい。一時は空一面曇天模様になり天気を心配したが、基本的には1日ほぼ晴天という結果で本当によかった。高速道路料金・フェリー乗船料・コインパーキングで出費額は約1万円、自宅と小豆島の往復にかかる時間は約8時間。それだけのお金と時間と労力をかけて1日曇天サイクリングだったら流石にやるせない。

爆風でも意地で写真を撮る

何となく海岸に出てみる

向かい風に抵抗して淡々とペダルを漕ぐ

海岸で泳ぐ沢山の鯉のぼりを発見

まったり気分で海を眺めながら走っていたら、海岸に沢山の鯉のぼりが泳いでいるのを発見。いいもの見つけたっ、西端側まで走っておいてよかった!と一気にテンションが上がる。Googleマップで確認すると「戸形の鯉のぼり」という名称が付いていた。

戸形の鯉のぼり

小学校跡地を通って海岸へ

2000年夏にウミガメが90個の卵を産卵したらしい

鯉のぼりが泳ぐ海岸の前には学校があるので勝手に入っていいものかと思ったが、廃校した小学校の跡地で校庭を通って海岸に出られるようになっていた。戸形の鯉のぼりは30匹も吊されていて、強めの風になびいて力強く泳ぐ様は中々の見応え。動画も撮影しておけばよかった。

海岸に出る

鯉のぼりを見上げる

鯉のぼりを見下ろせる高台があった

元気に泳いでいるよ

戸形の鯉のぼりは正に"こういうのが欲しかったんだよ!"というようなスポットだった。お決まり過ぎる有名スポットや取って付けたような観光スポットよりも、戸形の鯉のぼりのような思いがけない発見の方が喜び・感動があって思い出として記憶にも残る。もっと些細な事でも構わない、こういう思いがけない発見にもっと巡り合いたい。

小豆島西端岸を走る

(^Д^) 

(´▽`*)

(^O^)

海沿いを走るのもそろそろ飽きてきたところで古い民家が並ぶ集落に差し掛かり、これは丁度いいと海岸沿い外周路の一歩内側を通る生活道路に入る。それから程なくして「重岩」と大きく書かれた案内板に目が留まる。重岩は小豆島を代表する観光スポットのひとつで山の上にあり、車中泊旅行で小豆島を周った時に一度だけ観光している。狭く曲がりくねった山道を車で上ってから階段道を長々と歩いた記憶が残っている。なので自転車で小豆島一周して最後に立ち寄るには体力的に難しいだろうと思い、今回のサイクリングで重岩に寄り道するつもりは全くなかった。

気分転換に生活道路を走る

時間が余ったので急遽重岩に寄り道

しかし時間はまだ15:40で次のフェリーの出航時間は17:00。土庄港までの道のりは残り3km程度で、このまま土庄港へ戻ったら丸1時間持て余すことになってしまう。1時間フェリー待合所で過ごすのも退屈でしんどいし、サイクリング終盤でも戸形の鯉のぼりを発見して気分が乗っている状態なので、少々キツイ山道でも頑張ってペダルを漕ぐ気になって急遽重岩観光を決行。とりあえず山道を進んで時間的・体力的に厳しくなったら途中で引き返す事にした。17:00発のフェリーに乗り遅れると次は18:30発で1時間半も帰るのが遅くなってしまい、そうなると帰宅は22:00を過ぎてしまうのでちょっとしんどい。

重岩駐車場まで続く山道に入る

予想以上の激坂でクタクタ

重岩駐車場まで続く山道は車1台が何とか通れる狭小道路で、離合できる場所も限られる不便な道。もうこんな道をマイカーで走りたいと思わないが、自転車で走るには予想以上の激坂で思うように進まず。しかし時間に余裕は無いので重いペダルを必死に踏み込む。やっぱりサイクリング終盤に寄り道するにはキビシイ道のりだった。大人しく土庄港へ戻ればよかったかも知れないと少々後悔しつつも、諦めて途中で引き返したらもっと後悔する事になるのでとにかく必死にペダルを漕ぐ。

重岩駐車場に到着

ここからは徒歩で山登り

集落にある重岩の案内板から10分もせずに重岩駐車場に到着。と同時に1台だけ駐まっていた車が出て行き駐車場は空に。つまり重岩には誰もいない状態で独り占めできる!そう思ったら疲れも忘れる勢いで急にテンションが上がる。がしかし、駐車場からは階段道が長々と続いていて直ぐにテンションダウン。それでものんびり歩いている暇は無いので翌日の筋肉痛覚悟で早歩き。階段の途中で後ろを振り返るとなかなかの絶景が広がっていた。

駐車場から長い階段道が続く

階段道からの眺め

中間地点にある重岩不動

残り80mが非常に険しい

駐車場から重岩までの道のりの中間地点に重岩不動があり、階段道は終わって今度は険しい岩場の道が続く。鎖の手摺を掴んで足場の悪い岩場をよじ登るような感じで進む。こんな道があった事などすっかり忘れていた。もう本当に足がクタクタで息も上がってしんどいが、時間は16:00をまわりフェリーの出航時間まで残り1時間を切った。とにかくテキパキ歩いて登り切るしかない、もう自分との戦いだ!

急いでるから写真撮影が適当…

鎖を掴んでよじ登る

<< SCROLL   重岩からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

重岩不動からの険しい道のりを気合で一気に登って、パノラマ風景が広がり重岩がある山頂に到着。やっぱり登って来てよかった!!と思える絶景スポットに疲労も吹き飛ぶ(気がしただけ)。思った通り人の姿は無く独り占め状態でなおさら気分が良く、12年振りの再訪という事で新鮮味もいっぱい。小豆島一周サイクリングで重岩観光する気など全く無かったが、時間を無駄にせず急遽寄り道する事にして大正解だった。

小豆島西北部が見える

小豆島の西にある小豊島と豊島が見える

12年振りの重岩再訪

重岩は小瀬石鎚神社のご神体

こんな巨石をいつの時代にいったいどうやって設置したのだろうと疑問に思うが、人が重ねたものなのか自然のものなのかも未だに分かっていないらしい。山頂から見渡す絶景の中にありインパクトが強くパワースポット的な雰囲気満点。とにかくいい場所なので暫くボーっと風景を眺めながら留まっていたいところだが、フェリーの時間があるのでそうもいかない。という事で重岩の滞在時間は10分ほど。

土庄港まで残り3km

上り坂が辛い…

下山も早足で一気に駐車場まで下りて、そして海沿いの集落に戻ったのが16:20。土庄港まで残り約3kmなので楽勝だと思ったが、脚の疲労と体力の消耗は甚大でペダルを漕ぐのがしんどい。しかも結構強い向かい風が吹ていて余計前に進まず、そして途中にある少し長い上り坂が辛くて軽く心が折れそうになる。初めて小径車で周る小豆島サイクリングは最後の最後で体力の限界に挑むハメになった。

16:30に土庄港帰着

何やかんやで16:30に土庄港帰着。フェリーの出航時間までに十分間合った。結果的には集落から重岩までの往復はもう少しゆっくりでも大丈夫だったが、何はともあれ最後に重岩観光ができてよかった。普段のサイクリングは大抵昼過ぎに切り上げて早めに帰宅してゆっくりする時間があるので、迷路のまちで切り上げて土庄港へ戻る誘惑に駆られてしまったが、戸形の鯉のぼりと重岩を観光できたので小豆島西端側もしっかり周っておいてよかった。もう本当にクタクタで歩くのもかったるいが、思う存分小豆島を満喫した充足感に満たされ疲労も心地いい。

小豆島一周に掛かった時間は約9時間で、そのうち走行時間が5時間、走行距離は80kmという結果になった。重岩からの駆け足意外は自転車の運転も観光も程よいペースで進めることができて、そして天気もまぁまぁの晴れで満足度の高い小豆島サイクリングになった。

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

マイカーの運転は2時間以内が理想

フェリーに乗船するまで待合所で休憩し、17:00発のフェリーで新岡山港まで戻って帰路のマイカー運転を始めたのが18:30。サイクリング終了から車の運転開始まで2時間あってそれなりに身体が休まったのか、自宅まで2時間半かかった運転にそれほど疲れを感じなかった。それはそれとして、サイクリングにしてもそれ以外の外出にしても、片道の車の運転は2時間以内に抑えたいところ。車で長時間・長距離運転するのはもうしんどいし、車の運転が楽しいとも思わなくなったし(多分加齢とサイクリングの影響が大きい…)。そんな事もあり車中泊旅行をしたいとも思わなくなった(旅行そのものにも飽きた様子…)。そんな今の自分には近場の日帰りサイクリングが一番のリフレッシュになると改めて思った。

ともあれ、小豆島はかなりお気に入りのサイクリングスポットなので、フェリーの乗船時間を含めて自宅から2時間圏内だったら頻繁に行くのになぁ…とも改めて思った。東広島市の現自宅からだと3時間半〜4時間もかかる上、高速道路料金とフェリー乗船料とコインパーキングでほぼ1万円の出費になるので、とびしま海道やしまなみ海道のように気軽に出掛けられる場所とは言えない。そんな訳で今回4年振りの小豆島サイクリングとなった。それでもきっとまたいつか小豆島へ行きたくなるに違いない。

大好きです小豆島