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2010年10月14日 5日目 (曇りのち晴れ) 愛媛県四国中央市⇒徳島県つるぎ町

走行距離:234.6km(合計:1814.9km)

給油:20.10L(合計:101.64L)

 

2:00過ぎ目を覚ます。コンビニの駐車場に車を停めたまま長時間寝てしまった。4時間ほど熟睡して頭はスッキリしていたので、5日目最初の目的地へ向けて車を走らせる。しかし途中から本降りの雨。この日は特に楽しみにしていたセカチューのロケ地巡りをするので、何が何でも晴れて欲しいところ。5:00に目的地の休暇村讃岐五色台に到着し、天気が回復する事を願いつつ外が明るくなるまでもう一眠り。

目を覚ますと7:00。雨は止んでいたが相変わらずの曇り空にガッカリ。休暇村讃岐五色台は瀬戸大橋の絶景ポイントらしいので立ち寄ったが、瀬戸内海の景色は霞んで視界が非常に悪く、遠くに瀬戸大橋らしきものが薄っすらと見える程度。本当にガッカリだ。

 

↓↓  ここから先は映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地巡り!  ↓↓

映画を知らない人にはごめんなさいっ

 

讃岐五色台からセカチューのロケ地へ向けて運転しているうちに、次第に雲は晴れ青空が広がってきたので一安心。ロケ地である庵治町は香川県高松市の、四国最北端の庵治半島ある。庵治町の側まで行くと映画ロケ地の道路案内標識が。しっかりロケ地アピールしてる。

そして庵治町に入るとロケ地ガイドの案内板を発見。どうやらロケ地を観光地として大々的に観光誘致しているよう。ネットで庵治町について調べた限りでは、あまり観光地化されていないようだったのでちょっと意外。道路標識や観光案内板があるくらいなのだから、観光客も多いのだろうかと少し心配になる。出来れば劇中のような静かな町の雰囲気の中で観光したい。

 

早速ロケ地巡り開始。まずは雨平写真館のセットが建てられていた海の見える交差点の、浜・谷交差点 。映画撮影後に写真館は撤去されてしまい、現在は空き地のようになっている。観光客を誘致するなら残しておけばよかったのにと思う。土地の所有権などの問題で残せなかったのだろうか。しかしながら、この交差点風景は劇中で度々出てきただけに、実際に来てみて妙な喜びがある。8:30という時間だからか、地元の人も観光客の姿も無くしんとしている。

浜・谷交差点 

次はサクとアキが語り合った防波堤へ向かう。浜・谷交差点 から防波堤へ行く途中の庵治漁港前の通りに、夢島で倒れたアキを父親が車で迎えに来て、サクを殴るシーンの道路がある。さすがにここはシーン的にもロケーション的にも感動は無い。その道の角を曲がった所には、校長先生の葬式のロケ地だった専修院。敷地内にうどん屋があるらしいがまだ営業はしていない様子。

庵治漁港前の通り

専修院

専修院からさらに道なりに進んで行き、祭りのロケが行われた漁港を通って防波堤に到着。意外だと感じたのが、思っていたよりも防波堤は短かった事。それに、映画のシーンではこの防波堤とこの後立ち寄るバス停のある通りの防波堤は繋がっているように映っていたが、実際はそうではなく全く別々の場所だった。なるほど、映画では「庵治町」として扱っている訳ではないから、実際の町と位置関係のつじつまを合わせる必要は無いんだよな、と納得。

王ノ下沖防波堤

 

皇子神社入口

皇子神社のブランコ

次は個人的に劇中で最も印象強い風景である、高台に立つブランコへ。防波堤の少し手前にある鳥居をくぐって、階段を上がったところにある皇子神社の敷地内にブランコはある。ブランコのある高台からは庵治漁港を一望。漁港の先には五剣山という変わった形をした山も見える。何だか感動。ここからの景色を眺めて改めてロケ地に来た事を実感。

皇子神社拝殿

鳥居がぎっしり

 

町の所々にあるロケ地ガイドの案内板を見て、庵治文化館という場所に雨平写真館がある事を知る。観光客用の駐車場が無い町内を車でまわるのは不便なので、神社側の空き地に車を置いて歩いて庵治文化館へ。そこには正に劇中に出てきた写真館が建っていた!写真館が再建されていたことは全く知らなかったのでこれには感激。惜しいのは建物の中までは再現されていなく、1階がお土産売り場、2階が喫茶店になっていた。しかし外観だけでも実物を見ることが出来たのは嬉しい。この建物は2005年に建てられたものだとか。

庵治文化館

庵治文化館の建物内には、映画の資料展示スペースや地元特産品などを売る土産物売り場があり、土産物売り場の中には撮影で実際に使われたサクのスクーターが展示されていた。しかもシートにまたがる事もできる。これは絶対に写真を撮っておきたいという事で、お土産をひとつ買って店員さんに写真を撮ってもらう。まさかの再建された写真館があり、スクーターにまたがって記念写真を撮ることもでき、本当に感無量。決してミーハーではなく、純粋に映画セカチューが好きなだけなのである。

 

庵治文化館から歩いて、劇中でウォークマンが売られていた庵治町商店街のお店へ。劇中では電気店だったが実際の店は衣料品店で、ウォークマンの飾られていたショーウィンドウには布団が積まれ、映画のシーンの写真が飾られていた。ちなみに映画の時代設定は1986年。大掛かりなセットを用意することなく80年代の町並を再現できるということで、庵治町がロケ地に選ばれたとか。

庵治町商店街

ウォークマンのあったショーウィンドウ

映画のシーンの写真も展示

 

お次はサクが釣り糸を引っ掛けられる宮ノ下橋へ。庵治文化館から少し離れた所にあるので車で移動。細道の三又路にある小さな橋。アキが座っていた石段は桜八幡宮の階段。この石段から見下ろす三叉路の風景に、どこか懐かしい気分にさせられる。ついでに八幡宮の境内まで行こうと、長い石段を上がって行くと所々に伐採された木が寝かされていて、境内にはトラックが停まっていて何か作業中のよう。何だか落ち着かないので直ぐに三叉路へ戻る。それにしても暑い。すっかり晴れて強い日差しが照りつけ汗が出てくる。つい自販機に手が伸びてジュースをがぶ飲みしてしまう。

石段から見下ろす宮ノ下橋

桜八幡宮

 

宮ノ下橋から車で北山地区町道へ。サクとアキがスクーターに二人乗りで叫ぶシーンの道。ここは本当にただの道。

ロケ地巡りを始めてからここまでの間、他の観光客の姿を全く見ない。町の人の姿もほとんど見ない。あれだけ話題になったセカチューも劇場公開から6年経っているので、さすがに世間の熱も冷めてあまり観光客は訪れないのかもしれない。

北山地区町道

 

一番右の島が稲毛島

稲毛島

劇中でバス停のある江の浜沿いの通りに向かって車を走らせていると、島々の浮かぶ海が見え始める。これはいい眺めだ。その島の中のひとつが、劇中で「夢島」という名前で出てきた稲毛島。そして劇中でバス停のある通りには、実際はバス停は無かった。どうやら撮影用のセットだったよう。江の浜はとても綺麗な海岸だった。

劇中ではバス停がある通り

江の浜と稲毛島

 

漁港から眺める皇子神社

再び神社のブランコへ

観光したい場所は一通り回ったのでこれからどうしようかなと、何となくブランコのある皇子神社へ向かう。その途中に専修院の前を通ると、観光始めには出ていなかった「うどん」と書かれたのぼり旗が立っていた。ちょうどお腹も空いていたので、皇子神社へ行った後に立ち寄り。専修院敷地内にある「あじみなと番所」という料理屋がどんな店か外から様子を伺っていると、店主が出てきて店内に招かれたので、よく分からぬまま囲炉裏のある部屋に腰を降ろす。他に客はいなく貸しきり状態。

専修院

あじみなと番所

祭りうどん

専修院は映画のクランクインとなった場所で、店内にはロケの写真などが展示されている。と、おかみさんがテレビを点け、劇場公開前に放送されたと思われるロケ地紹介番組のビデオを流してくれた。そして再び店主の登場。床に正座で座り丁寧に挨拶をし、店で出しているうどんについて説明してくれる。で、お勧めメニューらしい祭りうどん(1000円)を注文。もともと専修院は予約制で1日1組だけだったのを、ロケ地巡りで観光客が沢山訪れるようになってから誰でも利用できるようにしたらしい。

それから店主は映画撮影当時の話や、ロケ地巡りの観光地となった庵治町の話を聞かせてくれた。雨平写真館のセットは撮影終了後に、映画会社の好意でそのまま町に譲るという話が出たが、当時はロケ地として町興しになるとは考えてもみなかった為、折角の申し出を断り写真館のセットを撤去してしまう。しかし映画が上映されると大ヒットし、庵治町には沢山の観光客が押し寄せる。しかし町はそんな事は予想もしてなかった為、観光整備など全くしておらず、ロケ現場の場所が分からない、車を停める場所が無いなど、いろいろ問題が発生。それで慌てて観光整備をしつつ、市がお金を出して(確か5000万くらいと言ってた)雨平写真館を復元。とにかく映画公開から2年くらいは連日沢山の観光客が訪れ、臨時駐車場は車であふれ町の道路は渋滞し、ロケ地は何処も人だらけと、かなり大変だったらしい。今は落ち着いて週末にちらほら来る程度とか。大混雑では映画の雰囲気など味わえないので、訪れたのが落ち着いた今でよかった

あじみなと番所の店内

四国の観光地についてもいろいろ聞かせてくれた。四国は九州や他の地域と比べて観光誘致に遅れをとっているという話題も。国道など主要道路の整備が不完全な所が多いのも要因のひとつかと思われ。

そんな感じで、食事が終わるまでいろいろと話を聞かせてくれて、とても有意義な時間を過ごすことが出来た。店主に感謝。注文した祭りうどんもおいしく満足。とてもいい店に出逢えた。

 

旅を始めてからここまでに2度ほど朝日を見ているが、夕日はまだ1度も見ていない。ということで、天気もいい事だし王ノ下沖防波堤から夕日を眺めようと思い、日没時間手前まで庵治半島を一周して時間を潰す事に。半島には四国最北端である竹居岬があり、四国最北端霊場(八十八箇所霊場ではない)の竹居観音寺がある。そういえば、旅行2、3日目に海沿いの道路でよく見掛けたお遍路さんの姿を、庵治半島に入ってからは全く見なくなった。

竹居観音寺

竹居岬

 

庵治半島を回っている途中で眠気を覚え、車を路肩に停め暫しの昼寝。それからぐるっと一周して再び庵治町へ向かう。庵治町は高級な石「庵治石」の産地で、「石の町」とも言われ、そこら中に石が山積みになった工場がある。トイレに行くため石のオブジェが沢山ある海沿いの公園に寄ると、一匹の柴犬が寄ってきて後を付いてくる。トイレの中まで…おいおい。首輪は着いているが飼い主は公園にいないのだろうか。自分が用足ししている間に柴犬はトイレを出たり入ったりするので、落ち着いて用足しできない… そして駐車場に停めた車まで付いてきてしまう。一体どうしたの、迷子?もう少し構ってあげたいところだが、車に乗りロケ地へ向かう。

 

庵治町のロケ地に戻ってもう一度皇子神社のブランコへ。やっぱりここはいいなぁ。人影も無く劇中の静かな雰囲気そのまま。ブランコから庵治漁港の景色を眺めていると、何だかおセンチな気分になってくる。やっぱりいい映画だよセカチューは。

大人のサクもこんなことやってたよな

五剣山

時間潰しに皇子神社のある御殿山の頂上まで登ることに。山道は大した道のりではないが、いかんせん蜘蛛の巣が多くて困る。気をつけていたのにモロに巣を被ってしまい服に蜘蛛の巣が…って服にデカイ蜘蛛がっ!!慌てて払い落とす。蜘蛛の巣と蒸し暑さと格闘しながら頂上に着く頃には、蜘蛛の巣まみれの汗まみれ。とりあえずシャツを脱いで蜘蛛巣をしっかりと払い落とす。御殿山頂上からは海を一望。しかしだいぶ蜘蛛って、もとい曇ってしまい、夕日が見られるか怪しくなってきた。

御殿山頂上

御殿山頂上からの眺め

頂上からハイキングコースをぐるっとまわり山を下りた所に、庵治観光ホテルがあり入浴のみできるか確かめたところ、たまたま団体客の貸切で入浴出来ず。残念…汗もかいたし蜘蛛の巣まみれになったので早く風呂に入りたい。

 

日没までまだ少し時間があるので、旅を始める前に払い損ねた国民年金の10月分を、浜・谷交差点のすぐ側にある庵治郵便局で支払う。庵治町は石の町ということで、郵便局のポストは赤茶色の石でつくられたもの。石のポストは四国ではここだけで、全国で8番目だとか。そして日没時間が近づき王ノ下沖防波堤へ。がしかし、日の沈む方角には雲が広がり太陽は隠れてしまっている。日没時間の17:30が近づいても太陽が雲から姿を現す気配は全く無い。無念… まっぷるマガジンで最寄の入浴施設を探して庵治町を後にする。

庵治郵便局

これも旅の記念?

王ノ下沖防波堤から

 

庵治半島を出てからカレー屋で夕食を済ませ、15分ほど車を走らせ着いた温泉は運悪く休業中。仕方ないので別の入浴施設を探し、また15分ほど走って今度こそ営業中の温泉に到着。やっと風呂に入れる。じっくり入浴してシャツもズボンも替えてスッキリ。入浴後は翌日の朝一で観光する剣山を目指して進む。高松市から南下して徳島県に入り、そして国道沿いにある「道の駅 貞光ゆうゆう館」に車を停め22:00就寝。

 

本日の食事

朝食 コンビニ おにぎり
昼食 専修院 祭りうどん
夕食 カレー屋 チーズカレーとサラダ

専修院での食事はいい体験となった。