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夜中に何やら眩しくて目を覚ますと、懐中電灯で車内を照らす警官の姿。広島県呉市に次いで2度目の職務質問。今回はちゃんとパーキングに停めてるのに…それに室内の荷物をちょっと見れば旅行中だって分かるでしょ?夜中に起こされちょっとムッとした態度で対応しつつも、包帯を巻かれた手を見られると面倒なので隠す。それにしても、過去に日本一周や北海道一周をした時は1度も職務質問を受けたことが無いのに、何故今回に限って2度も職質に遭ったのだろう。犯罪の増加に伴いパトロールが強化されているのだろうか。再度寝て4:00に目を覚まし、長崎市街へ向かう。 |
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ハンドルはしっかり握れる |
長崎市街に入り、ファミレスのジョイフルで早い朝食。前日は怪我でバタバタしてまともに食事をとっていなかったので、朝からガッツリとステーキを食べる。怪我した指は若干痛みがあるものの、旅行をするのに支障が無い範囲だし、とりあえず運転も出来るので、前日考えた通りに長崎と熊本だけは観光することに。6:00頃までジョイフルでこれからの計画を練る。 |
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長崎市街に入り、ファミレスのジョイフルで早い朝食。前日は怪我でバタバタしてまともに食事をとっていなかったので、朝からガッツリとステーキを食べる。怪我した指は若干痛みがあるものの、旅行をするのに支障が無い範囲だし、とりあえず運転も出来るので、前日考えた通りに長崎と熊本だけは観光することに。6:00頃までジョイフルでこれからの計画を練る。 |
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水仙の里公園から |
軍艦島 |
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市街観光をするにはまだ時間が早いので、3日後に観光予定の軍艦島がよく眺められる、長崎市南部にある水仙の里公園へ向かう。公園に着く前から海沿いの道路からは軍艦島が見え始める。9年前の日本一周旅行でも同じ道路を通っているが、軍艦島には全く気付かなかった。そもそも以前は軍艦島の存在を多分知らなかった。そして水仙の里公園に到着。遠くに見える軍艦島のシルエットは正に軍艦そのもの。是非とも上陸したい。それにしても天気が悪い。公園の展望台まで登るも眺めは非常に悪い。九州に入ってからほとんど曇り空で、天気予報によればこの先1週間ほど冴えない天気が続くらしい。軍艦島上陸ツアーが雨天や高波で延期になってしまわないか心配。水仙の里公園のすぐ南には長崎市南端の野母崎があるが、曇って8:00を過ぎても空は明るくならず、景色は楽しめないので長崎市街に戻る。 |
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長崎市平和会館 |
長崎原爆資料館 |
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長崎市街で一番訪れたかった長崎平和公園に9:00到着。平和公園は5つのブロックに区分けされていて、学びのゾーン・祈りのゾーン・願いのゾーン・広場のゾーン・スポーツのゾーンがある。まずは原爆資料館や長崎市平和会館、原爆死没者追悼平和祈念館などの施設がある学びのゾーンへ。そして広島の平和祈念資料館と同じように原爆に関する資料が沢山展示されている長崎原爆資料館へ入館。広島の平和記念資料館は今回の旅で2度目の訪問となったが、長崎の資料館は今回が初めて。やはり戦争や原爆に関心のある自分としては、長崎原爆資料館も1度は見学しておきたいと思っていた。 |
原爆殉難教え子と教師の像 |
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資料館入口 |
11時2分で止まった時計 |
街の惨状を再現したコーナー |
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入口を入って直ぐに、長崎原爆の象徴的な建物である浦上天主堂の側壁を再現したものが目に付く。順路に従い展示室を順にまわっていく。広島の平和祈念資料館と比べると規模はやや小さいようだが、やはり戦争と原爆を知るにはこれ以上に無い施設であり、長崎の原爆による被害の惨状を如実に伝えている。ビデオルームで原爆の被災記録映像が流れていたので暫く鑑賞。 |
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長崎型原爆 |
核保有分布図 |
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原爆資料館の見学後は、被爆で亡くなった方のご冥福を祈る空間として整備された祈りのゾーンへ。祈りのゾーンは原爆落下の中心地で、原爆落下中心碑や被爆50周年記念事業碑など、敷地内には沢山の碑がある。原爆で破壊された浦上天主堂の遺壁が移築されたものもある。曇り空で日が差さないので、広島平和記念公園で感じたような平和的で晴々しい雰囲気が出ていないのが非常に残念。 |
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原爆落下中心碑 |
被爆50周年記念事業碑 |
浦上天主堂遺壁 |
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電気通信労働者原爆慰霊碑 |
平和の母子像 |
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祈りのゾーンの次は、平和祈念像や平和の泉、世界各国から寄贈されたモニュメントなどが設置された願いのゾーンへ。学生の修学旅行?やツアーの団体客が非常に多く、願いのゾーンはかなり混み合っていた。平和祈念像の前では次から次へと団体の記念撮影が行われ、その隣では小学生らしき団体が合唱していて、テレビ撮影のようなもをしている。長崎平和公園のシンボルである平和祈念像の右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈っているらしい。 |
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平和記念像 |
平和記念像 |
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水を求めながら亡くなった犠牲者の冥福を祈りつくられた平和の泉。正面の石版に刻まれた「のどが乾いてたまりませんでした 水にはあぶらのようなものが一面にういていました どうしても水が欲しくてとうとうあぶらの浮いたまま飲みました」という文が強く印象に残った。長崎の鐘は元々誰でも鳴らせるように引き綱がついていたが、心無い鐘の音を聞くのが辛いという被爆者の要望により引き綱が外されてしまった…と、何処かのツアー添乗員さんが説明しているのを耳にした。確かに遊び半分や軽い気持ちで鳴らされていい気はしないだろうな。 |
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平和の泉 |
長崎の鐘 |
折鶴の塔 |
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平和公園の広場のゾーンとスポーツのゾーンは、普通の公園と運動場のようなので行かず、祈りのゾーンから歩いて数分の場所にある浦上天主堂へ。浦上天主堂は爆心地から500mの所に建っていて、広島の原爆ドームと同じく長崎の原爆遺跡として注目されたが、損傷が激しく保存が困難ということで廃墟は完全に撤去され、現在建っているものは戦後昭和34年に再建されたもの。 |
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願いのゾーンから眺める浦上天主堂 |
浦上天主堂 |
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浦上天主堂から車を停めてある学びのゾーンに戻るついでに、長崎市街を走る路面電車をチラッと見物。前衛的デザインの新型車両に混じって旧式の車両も現役で沢山走っている。個人的に路面電車と言えば昭和の古き良き時代を感じさせる古い型の車両がいい。地元東京を走る路面電車・都電荒川線でも是非こういう旧車両を走らせて欲しいと思う。 |
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学びのゾーンに戻り、原爆死没者追悼平和記念館にも入館。原爆による死没者を追悼し、永遠の平和を祈念する施設。施設内には追悼空間というものがあり、正面の棚には原爆死没者の氏名を登載した名簿が納められている。他にも被爆者の手記展示コーナーや、被爆犠牲者の顔写真が並べられた部屋などがある。原爆資料館とはまた違った厳粛な雰囲気のある施設。 |
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追悼空間 |
名簿を納めた棚 |
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平和記念公園の次はグラバー園へ。正直あまり関心は無いが、一応長崎を代表する観光スポットであるし、曇天で海や山など自然の風景は楽しめないので。駐車場に車を停めグラバー園へ続く通りに入ると、学生の団体や子供たちで混雑していてビックリ。通りにはお土産屋や飲食店が建ち並び、原宿の竹下通りのような雰囲気。そんなに人気があるのかグラバー園は!と驚く。通りには「ボウリング日本発祥地」と刻まれた碑が立っていた。何だか胡散臭い碑だったので後から調べてみたら本当だった。 |
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混雑した通りを進んで行くと、階段の先に建つ大浦天主堂がある。階段から先は有料なので入場料300円を払って天主堂へ。屋内は撮影禁止。正式名称は二十六聖人殉教聖堂、別名フランス寺とも言い、日本に現存するゴシック様式の教会の中で最も古く、国宝にも指定されている。なるほど確かに貴重かもしれないが、教会の見学だけで300円はちょっと高過ぎないか? |
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大浦天主堂 |
グラバー園展望広場から |
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大浦天主堂からグラバー園へ。そもそも、グラバー園とは何なのかもよく分からないまま入園料600円を払う。動く歩道に乗って園内で一番高い所にある展望広場へ上がると、多くの観光客で賑々しい。特に子供が多くてうるさい。展望広場からは長崎の街並を一望。冴えない空模様なのが本当に恨めしい。 |
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旧三菱第2ドックハウス |
ドックハウス内 |
明治の水栓 |
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グラバー園は旧グラバー邸などの西洋館がある公園。スコットランドから渡来したトーマス・ブレーク・グラバー(誰?)が1863年に建設した住まいがあり、長崎市内に残っていた歴史的建造物が多数移築されている。要は歴史的洋風建築物が沢山ある公園。せっかく入園料を払ったのでパンフレットに載っている10の建物を順に回る。一応全ての建物の写真を撮ったが、面白味がないので掲載する写真は一部のみ。 |
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旧オルト住宅 |
チューボーです |
日本最古のアスファルト道路 |
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建物の他に明治時代の水道共用栓や和製大砲など、昔のものが園内に点在。変わりどころで日本最古のアスファルト道路というのもあった。そして旧グラバー住宅は日本最古の木造西洋風建築で、国指定重要文化財に指定されている。テーマパークのような施設をパンフレット片手に見て歩くのもたまにはいい。 |
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旧グラバー住宅 |
旧グラバー住宅 |
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旧グラバー住宅の側にある展望台からは、長崎港にある造船所がよく見える。その造船所には何やら艦船が停泊している。もしやイージス艦?艦船を見るのは初めてかもしれない。1時間ほどグラバー園の観光をして、次はオランダ坂へ向かう。 |
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グラバー通りに架かる橋から |
オランダ通り |
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グラバー園からグラバー通り→オランダ通りと歩いてオランダ坂へ。「オランダ坂」と名の付く坂は複数あるらしく、その中で一番有名なのが長崎市のオランダ坂。住宅地の丘の上へ続く石畳の坂で、長崎の観光スポットとして有名ではあるが、はっきり言ってただの坂なのである。実際に訪れたらガッカリしてしまう観光スポットのひとつ。観光客の姿も無し。ここまで来て初めて、日本一周旅行でもオランダ坂へ立ち寄った事を思い出す。その時もたいそうガッカリして写真も撮らなかった。今回は一応写真を撮って、一応上って下りて一往復しておいたが、はっきり言ってちっとも面白くないのである。 |
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オランダ坂の一番下 |
オランダ坂の途中 |
オランダ坂の一番上から |
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オランダ通りで「新地中華街→」と書かれた看板に目が留まり、ちょうどお腹が空いていたので中華街へ向かう。しかし暫く歩いてもなかなかたどり着けず、これ以上は戻るのが面倒なので諦める。やっぱり長崎と言えばちゃんぽんでしょ!という事で、通り掛かったちゃんぽん屋に入る。そもそもちゃんぽんって何?という事でちょっと調べてみると、「ちゃんぽん」とは「混ぜること」という感じの意味らしい。沖縄の「チャンプルー」とも関連があるとか。確かにいろんな具が混ざっている。 |
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ちゃんぽん屋の主人が話しかけてきたので、ちゃんぽんを食べながら暫しの談話。長崎の観光名所についていろいろと話してくれた。この辺りで他に手頃な観光スポットは無いか聞いたところ眼鏡橋を勧められ、車で行くよりも路面電車に乗った方が便利との事なので、路面電車に乗って行ってみる事に。 |
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大浦天主堂下停留場 |
乗り継ぎ指示が多い |
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グラバー園側の大浦天主堂下停留場から路面電車に乗車。地元の都電荒川線は何回も乗っているが、それ以外の路面電車に乗るのはもしかして初めて?長崎市内の路面電車は行き先によって乗り継ぎが必要で、初めて利用する人にとっては少々複雑だが、運良く眼鏡橋へは乗り継ぎ無しで行けた。混雑した電車に揺られ眼鏡橋最寄の賑橋停留場へ。 |
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路面電車乗車中 |
賑橋停留場 |
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長崎の眼鏡橋は、日本初の石造りアーチ橋として有名らしい。が、見た目は特別印象的なものではなく、普通の石造りの橋という感じ。オランダ坂程ではないがガッカリ気味な観光スポット。眼鏡橋と言えば、群馬県の碓氷第三橋梁(うすいだいさんきょうりょう)というレンガ造りの立派な眼鏡橋を以前に観光しているので、それと比べてしまうと尚更物足りない。そんな普通な橋の割には人の姿が多いなと橋の前まで行くと、橋の上で結婚式の記念撮影らしきものが行われていた。地元の人にとっては特別な橋なのかもしれない。 |
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帰りの路面電車は途中から大混雑。電車待ちで長蛇の列が出来ている停留場も。学校の下校時間と重なったのか、小学生と思われる児童と中学生と思われる生徒がとにかく多い。停留場での乗降に時間が掛かりなかなか進まず、歩いて戻った方が早かったのではないかと思うくらいの時間を掛けてようやく大浦天主堂下停留場まで戻る。車を停めてあるグラバー園側の駐車場に戻ったのが15:30。長崎自動車道に入り熊本県へ向かう。 |
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佐賀県と福岡県の県境のジャンクションで、南に続く九州自動車道に入らなければならないところを、間違って東に続く大分自動車道に入ってしまう。ジャンクションを10kmほど過ぎた辺りで気付き、最寄のインターチェンジで高速を下りて逆方向のインターからまた乗って引き返す。時間とガソリンと高速代を無駄に消費してしまった… そういえば旅行1日目に自宅から四国へ向かう途中も同じミスをしている。う〜ん、注意が足りないっ! |
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熊本ICで高速道路を下りる。熊本市街中心へ向かう国道に入って直ぐにネットカフェが目に入り、いくつか調べたい事があるのでネットカフェに入店。まず熊本市街に手頃なビジネスホテルは無いか検索し、数軒をチェック。手の怪我で入浴施設の湯に浸かるのは無理なので、代わりにシャワーを浴びたいし、何より怪我した時くらいベッドでゆっくり寝たい。次に3日後の24日に予約している軍艦島上陸クルーズが決行されるかの確認。しかしこればかりは当日の天気次第なので、やはり当日までは分からない。で、当日の天気予報は…雨。あとは自分のヤフーにログインして、溜まったPCメールの確認と整理。そんな感じで1時間ほどネットをして時間は19:00過ぎに。 |
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シングル4800円朝食付 |
宿泊した部屋 |
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ネットカフェを出て熊本市街へ向けて国道を走り出して直ぐに、「シングル4800円朝食付」というネオンが掲げられたホテルを発見。安い!しかも1階にはジョイフルがある。という事で、たまたま通り掛かったビジネスホテル「亀の井ホテル」にチェックイン。部屋に荷物を置いてジョイフルで夕食を済ませる。それから最寄の薬局で替えの包帯とテープを購入。部屋に戻ったらユニットバスでシャワーを浴びて、ベッドに寝転がってテレビ見て一息つく。やっぱり宿泊施設は快適だ、ベッドで横になって寝るのが一番だ。一度宿の快適さを味わってしまうと、元の宿無し車中泊には戻りたくなくなってしまう。 |
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ジョイフル万歳。 |