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島ごと美術館 in 生口島+高根島(2023年3月)

前回因島をサイクリングしている最中に、次は隣の生口島をサイクリングしようと考えていた。で、次も買物サイクリングにしようと生口島の土産物を検索するも特に目を惹くものが無く、ならば面白い観光スポットなどないかと調べて目に留まったのが「島ごと美術館」というもの。島内の17箇所に不思議な形のオブジェが設置されている。その中で海沿いにあるオブジェのみ島を一周しながら見て周る事にした。17箇所全部を周るのは面倒くさいから…

三原市の須波港からフェリーに乗船

生口島の沢港で下船

今回は三原市の須波港に車を駐車し、生口島までフェリーを利用。東広島の自宅からだと車を運転して生口島まで行くのと所要時間はほぼ同じだが、須波港からフェリーに乗った方が車の運転時間と走行距離が約半分で済むので断然ラク。しかも車でしまなみ海道の有料道路を通るよりもフェリー運賃の方が安く済む。加えて船旅気分も味わえるので一石三鳥!

生口島を時計回りに走る

北岸沿いを東へ向けて進む

生口島の北東側にある沢港でフェリーを下りて、いつも通り時計回りに島一周サイクリングを始める。まずは北岸沿いの道を東へ向けて進む。生口島一周サイクリングは2015年2月に初代ミニベロで行なったのが初めてで、ロードバイクでも向島発生口島折り返しのサイクリングで行なっている(いずれも記録には残していない)。多分今回が3度目でかなり久し振り。整備された県道と国道で構成された生口島の外周路は一周約25kmと短いので、終始ローペースでのんびりサイクリング。

ドルチェ本店

瀬戸内の島は造船所が多い

生口島北岸沿いにはジェラート店で有名な「ドルチェ」の本店がある。2014年9月に友人らとレンタサイクルでしななみ海道縦断サイクリングをした時に立ち寄ったのが懐かしい。以降しまなみ海道往復サイクリングで毎回店の前を横切っているが、1人だと何だか入店し辛くて1度も寄っていない。そして今回はまだ開店前だった。ともあれ、8年半前のしななみ海道縦断サイクリングがきっかけでサイクリングが趣味となり、ミニベロ→ロード→ミニベロと乗り継いでこれまでに8000km以上走っているのだから感慨深い。

「地殻」

生口橋の下を通過して南岸へ

島の北東端まで進んだところで、島ごと美術館のアート作品「地殻」に到着。折れた柱に変な形の物体が寄り掛かっているようなオブジェ。これをどう見れば地殻なのかイマイチ分からない。これまでのサイクリングでこのオブジェの前を何度も通っていて存在は知っていたが、あまりに存在感が薄くて気にも留めていなかった。

南岸沿いを西へ向けて進む

長閑な風景が続く

東隣の因島とを繋ぐ生口橋の下を通過して南岸沿いへと回り込み、今度は西へ向けて進んでいく。ロードバイクでしまなみ往復サイクリングをしていた頃は、島と島を繋ぐ橋を渡る度に自転車・歩行者道の長い坂道を上って下りての繰り返しだったので、橋には上がらず下から見上げるだけという事に違和感すらある。半面、ロードバイクで100km前後のコースを当たり前のように走ったり山を登っていた頃が随分前の出来事のようにも感じる。いずれにせよ、あの頃のようにガンガン走る熱意や気力はもう無い。ミニベロでのんびりマイペースでポタリングするのが一番。それでいいのだ!

目に留まったものはとりあえず撮影

次の島ごと美術館は、島の南東側にある龍明神(たつみょうじん)に設置されている「塩池」という名のアート作品。鳥居の横に設置されているオブジェは鉄芯を組み合わせた謎の物体。どの辺が塩池なのか、全く分からない。「地殻」以上に分からない。これがアート作品というなら自分は芸術家になれると思った。

「塩池」

ただの骨組みと言ってしまえばそれまで

一方、龍明神は大岩から木が生え広がっていて、祠の前から見上げると結構インパクトある光景。そして少し離れた所から見ると一本の巨木のようにも見える。こちらの方がアート的に思えるし、パワースポット的な雰囲気もあっていい。龍明神は生口島でお気に入りの場所のひとつになった。

龍明神

龍明神の祠

グランドーム瀬戸内しまなみ

龍明神の隣には大きなドームテントが並ぶグランピング施設があった。キャンプは沢山荷物を準備して持って行く必要があるし、テントの設営や後片付けなどいろいろ面倒な事が多くてやりたいとは思わないが、グランピングなら必要なものが全て揃っているので一度体験してみたいとも思う。こんな洒落たドームでグランピングしたら楽しいだろうなぁ。あ、でも一緒に体験してくれる仲間がいないや。さすがに1人グランピングは寂しい。そんな自分にはやっぱり車中泊がお似合いだと改めて思った。

お次の島ごと美術館は、龍明神から1kmもない場所にある砂浜海岸に設置された「ベルベデールせとだ」。黄色い2つの輪っかが海に浮いている。個人的にこれはなかなか好きだ。輪っかに挟まれたベース部分へは干潮時に上がれるようになっている。スロープになっているので自転車を輪っかの中に入れることも出来そう。サイクリストの聖地なだけに自転車を乗せる事を前提に設計されているのかも知れない。

「ベルベデールせとだ」

干潮時は輪っかの中に入れる

<< SCROLL    ベルベデールせとだがある砂浜海岸 パノラマ写真180°    SCROLL >>

島ごと美術館巡り3箇所目にしてやっと見応えのあるアート作品に出会えたので、いろんな角度から写真を撮ってみる。出来れば輪っかの中に自転車を入れて写真を撮りたかった。訪問時が干潮ではなかったのが本当に残念。それと帰宅後に写真を見て気付いたが、輪っかは自転車のホイールと同じように窪みのある形状をしている。やはりサイクリストの聖地なだけに自転車を意識した作品なのかも知れない。ところでベルベデールの意味は何ぞやという事で調べたところ、フランスの島にある展望地との事。

輪っかに触れてみた、何てね

輪っかは自転車のホイールのような形状

島ごと美術館巡り4箇所目は生口島南端にある「空/海 YURAGI」。堤防沿いの道から海面へと下りるスロープに設置されているが、どう見ても漂着した大きな鉄板。まるで難破船の残骸のよう。これがアート作品のオブジェなのかと目を疑う。天才と狂気は紙一重と言うが、正にそうなんだと納得するしかない。凡人の自分にはこの錆びた大きな鉄の塊でどう空と海と揺らぎ?を表現しているのか全く分からない。まぁそれでいいのだ。

「空/海 YURAGI」

難破船の残骸にしか見えない…

多々羅大橋の下を通過して西岸へ

生口島南端に西隣の大三島とを繋ぐ多々羅大橋があり、橋の下を通過して西岸沿いに回り込む。沢港からここまでの経過時間は2時間半だが、早くも生口島一周の3/4を消化。生口島の外周路はほとんど坂道が無く楽だし、約25kmという距離はマイペースで走っても直ぐに走り切ってしまう。ミニベロでポタリングをするにもサイクリングコースとしては思っていた以上に短かった。

次は島ごと美術館のオブジェが集中している瀬戸田サンセットビーチへ。生口島西岸にある砂浜海岸の前が公園になっていて、観光施設やレストランなどがある。ここへは1度だけ立ち寄ったことがある。2018年に参加したサイクリングイベント「サイクリングしまなみ」のエイドステーションになっていて、レモンの被り物をした女子高生スタッフ達と記念撮影をしたのでよく覚えている。でもアート作品のオブジェが複数ある事には気付かなかった。

「千里眼”のぞいてみよう、瀬戸田から世界が見える。”」

「凪のとき 赤いかたち/傾」

まずはメガネのような形をした随分背の高いアート作品の「千里眼”のぞいてみよう、瀬戸田から世界が見える。”」。ちょっとタイトルが長過ぎる。空色の背の高いオブジェの両隣には、形は同じで人の背くらいの黄色いメガネオブジェもある。タイトルからして黄色いオブジェから景色を覗いて楽しむものだと思われ。しかし公園の敷地から砂浜にあるメガネオブジェまでは少々離れていて、オブジェの下まで行くのが何だか面倒で止めた。別にアート作品として嫌いではない。次は「凪のとき 赤いかたち/傾」。まぁ、いろんな公園でよく見るアート作品的デザインだなと思った。そして何ともヘンテコな形をした「空へ」。個人的に良いとも悪いとも判断し難いデザインだが、鮮やかな黄色のオブジェは雲ひとつない澄んだ青空を背景にして見ると妙に映える。これを見て縦に重なるレモンを連想した、黄色いから。

「空へ」

後ろにぽつんとあるのが「ねそべり石」

さらに瀬戸田サンセットビーチの外れにぽつんと佇む「ねそべり石」。これ、直方体の石をふたつ並べただけのように見えるのだが…タイトル通り本当にただの寝そべり石じゃないか。とにかく地味だし、目立たない場所にあるし、ここに立ち寄る人はどれだけいるのだろうと考えてしまう。まぁ自分は立ち寄ったけど。いやもう、本当に誰でも芸術家になれると思う。

今回一番の地味で賞

ただの四角い石だよこれ…

「ねそべり石」からは別のアート作品の「うつろひ」が見える。5本の柱から複雑に伸びている線が心の移ろいを表現しているのかな、と考察してみる。石積みの長い防波堤の先端にあるオブジェの下まで行くのは面倒なので、「千里眼”〜(中略)〜見える。”」と同じく離れた所から眺めるだけにしておく。「うつろひ」は海岸沿いの道路から見えるのでずっと前から存在は知っていて、アート作品なんだろうとも思っていたが、「地殻」と同じく全く気にも留めていなかった。

「うつろひ」

海岸沿いの道から「うつろひ」を眺める

アート作品の連続はさらに続き、「うつろひ」のすぐ側に「波の翼」というオブジェが海中の岩に設置されている。これの存在もずっと前から知っていたが、てっきり風向きや風速を測定する機材だと思っていた。まさかのアート作品だったと知ってちょっと驚き。まぁ実際、風向きに応じてオブジェの向きも変わるようなので実用性はある。

「波の翼」

生口島西岸から見える高根島

生口島の北西隣りには橋で繋がっている高根島があり、島ごと美術館の作品がひとつだけ設置されていることもあり、時間と体力に余裕があれば高根島も一周する予定でいた。で、3時間半で生口島を一周してしまい、予想以上に時間も体力もだいぶ余っていて物足りないので、予定通り高根大橋を渡って高根島に入る。ここもドライブとサイクリングで一周したことがある。一周約9kmの小さな島で観光スポットと呼べるような場所も無いが、生口島のついでに寄るのに丁度いい。

高根大橋を渡って高根島に入る

グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ

高根島もやっぱり時計回りに一周。以前から高根大橋の側に空き家と思われる赤い屋根の印象的な建物があったが、その敷地がグランピング施設になっていた。龍明神の隣にあった施設と同じようなドームテントがいくつか設置されている。この手のグランピング施設が今流行っているのだろうか。まぁ自分には無縁だ。

高根島にはレモンがたくさん

高根島北西から見る本土

海岸線に沿って続く外周路に並ぶ木々の反対側に、広いレモン農園があることにレモンの匂いで気付く。レモンってこんなにハッキリした強い匂いを放つものなんだと軽い驚き。道路沿いの木々にもちょくちょくレモンが成っている。ミカンとレモンは瀬戸内海を象徴する果物なのだと改めて実感。

対岸にある造船所

高根島北部はアップダウンを繰り返す曲がりくねった細道が続き、その途中でほぼ満開の桜の木を発見。緑の葉をつける木々の中に一本だけあるのでとても目立つ。花びらの色かたちからして2週間前の因島サイクリングで見た早咲きの河津桜ではなく、桜の代表格であるソメイヨシノに違いない。まだソメイヨシノの満開時期には早いので、一本だけでも満開桜を見られて得した気分。

3月半ばでソメイヨシノが満開

ソメイヨシノで合ってるよね?

高根島で唯一お気に入りスポットと言えるのが高根島灯台。広島県で唯一「日本の灯台50選」に選ばれている灯台で、島の北端にある。がしかし、灯台まで続く道が何と通行止めになっていた。これには驚愕と落胆。とりあえず道を先まで進んでみようかとも思ったが、ここは潔く案内に従い諦める事に。いい年して無視無茶無謀は良くない。通行止め開始日を見ると、2週間前の因島サイクリングの時だったら間に合っていた。それなら順番を逆にすればよかった、などと今更考えても仕方がない。悔しいので2015年に高根島灯台を訪れた時の写真を貼っておく。

高根島灯台への道が通行止めっ

2015年に撮った高根島灯台

高根島唯一のトンネル、内の浦トンネルを通過。初めて通った時は洞窟のような手彫りのトンネルだったが、現在は普通のコンクリート造。昔ながらの手彫りトンネルの方が観光スポットとして楽しめたが、利便性や安全性を考えると造り直されるのは仕方がない。

現在の内の浦トンネル

トンネル抜ければそこは海、的な

昔の内の浦トンネル

随分小ぶりだけどそういう品種のミカン?

瀬戸内の果物はミカンとレモン!(色褪せが…)

内の浦トンネルを抜けて生口島と向かい合う東岸沿いの道路に出て、高根大橋が見え始めまもなく島を一周というところで、島ごと美術館のアート作品「球を包む幕舎」に到着。何を表現しているのか、何を伝えようとしているのか凡人の自分には全く分からない。おまけにマットな茶系の色は古びた金属を連想させ、ぱっと見だと古いタンクか何かの設備に見えなくもない。もうちょい視覚的にインパクトのあるオブジェがよかった。まぁ、アート作品は目立てばいいというものでもないか。ともあれ、これで島ごと美術館のアート作品巡りは終了。

「球を包む幕舎」

高根大橋の側にある

生口島(+高根島)の17箇所にある島ごと美術館のアート作品のうち、今回は海沿いにあるものだけを周って計11箇所。あくまでも生口島一周サイクリングにテーマを付加するためのものだったので、最初から全てを周るつもりはなかった。ヘンテコなオブジェが多くアート作品と認めたくないものもあったが、何だかんだで結構楽しむ事ができた。コース上からの風景を楽しむだけのサイクリングもいいが、テーマを決めてあちこち巡るサイクリングも楽しい。今後も”○○を買いに行く”とか”○○巡り”など、目的やテーマのあるサイクリングを考えてマンネリ化を防ぎたい。

走行距離

 

大福を買いに行く、そして桜を見る(2023年4月)

因島の「はっさく屋」へはっさく大福を買いに行くサイクリングを3月に行なったが、その際いちご大福を買い損ねたことを帰宅後からジワジワ後悔し始め、もう一度はっさく屋へ行っていちご大福を買わないと気が済まなくなる。しかし因島のサイクリングはもういいので、大福だけ買って後は隣の向島をサイクリングしようと考え、ちょうど桜の見頃と重なるのでお花見サイクリングを楽しもうという事に。

いつもの因島大橋下の駐車場からスタート

桜が満開

向島の因島大橋の真下にある駐車場からサイクリングをスタートし、まず最初に因島大橋を渡ってはっさく屋へ向かう。桜が見頃の週末なだけに、予想通りサイクリストを含め行楽客の姿が非常に多い。いつも利用している駐車場には8:10頃に到着したが既に満車の直前だった。危ない危ない。そして開店からまだ30分も経っていない9:00前にはっさく屋に着くも、既に何人もの客が来店していて驚く。販売している商品の割合ははっさく大福が圧倒的に多く、目的のいちご大福は少なめ。やはりはっさく大福が主力商品のよう。他にはっさくゼリーなども売られていた。

はっさく屋

大福やゼリーなどのお菓子を販売している

いちご大福とはっさく大福を5個ずつ購入

はるばる車と自転車を乗り継いでやって来たのだからと、目的のいちご大福を5個と前回買ったはっさく大福も5個購入。はっさく大福は単品と5個パックで販売されていたが、いちご大福は単品のみだったのでパックに入れてもらった。いちご大福が1個250円、はっさく大福が1個200円、計2250円のお買い物。次にはっさく屋の大福を食べる機会がいつ訪れるか分からないので、気が済むよう沢山食べておかないと。ちなみに大福の賞味期限は購入当日含めて3日と短いので、買い過ぎに注意。

大福を買って無事目的を果たしたところで、再び因島大橋を渡って向島へ戻る。向島の外周路北側は車の交通量が多い市街地の中を通っている事や、だいぶ前に初代ミニベロで向島一周をした事がありそれほど面白くなかった事などの理由から、今回向島は一周せずに、前々から再訪したいと思っていた2箇所の観光スポットのみを周る事に。まずは向島南部にある高見山へ向かう。2013年7月にドライブで1度行ったきりの場所で、なかなか眺めのいい展望スポットなので機会があればもう一度行きたいと思っていた。

因島大橋の自転車・歩行者道からはっさく屋を見る

向島南岸沿いから見る高見山

長い長い上り坂が続く

因島大橋を下りたら向島南岸沿いの道を東へ進んで高見山へ向かう。海岸沿いから見る高見山は自転車で登るにはまぁまぁ高い山に見えたので、重いミニベロで登るのは厳しいだろうと少し怖気づいて一瞬躊躇したが、ここまで来て引き返す訳にはいかない。海岸沿いから山へ続く道に折れると案の定上り坂が続く。貧脚サイクリスト+重いミニベロの組み合わせでも何とかペダルを漕いで行ける勾配だが、延々と長い上り坂が続くので精神的にもしんどい。

高見山の山道に入る

写真じゃ分からないけど桜吹雪が舞ってる

そして「高見山→」と書かれた案内板のある分岐路に差し掛かり、そこからの山道は満開の桜が結構咲いていて気分は上昇。しかも桜吹雪が舞っていた。上り坂に息を切らしながらも満開桜を満喫しながらペダルを漕いでいく。桜の写真を撮るためにちょくちょく脚を止める行為が休憩と気分転換にもなり、普段ならしんどい山登りがそれほど苦にならない。一瞬の躊躇で高見山を諦めないでよかった。

休憩がてらの写真撮影

花の接写もしてみたり

やがて頂上手前の駐車場にたどり着き、駐車場の奥から続く細道をさらに進んでスパイラルデッキ展望台へ。この展望台を訪れるのは今回が初めてなので、前にドライブで高見山を登った時はスパイラルデッキ展望台の存在を知らなかったのかも知れない。展望台の側には廃墟となった宿泊施設らしき建物があり、同じく廃業して錆び切ったリフトがある。

スパイラルデッキ展望台

正直あまり眺めは良くない

スパイラルデッキ展望台からは周囲の島々を眺望できるが、正直インパクトは薄く見応えはない。そのせいもあってか展望台のある広場には誰もいない。駐車場には複数台の車やオートバイが駐車されていたのに。しかもこの日は遠くの景色がかなり霞んでいて尚更物足りない眺め。時期的に黄砂の影響と思われ。

<< SCROLL    スパイラルデッキ展望台からの眺め(北→東→南) パノラマ写真180°    SCROLL >>

<< SCROLL    スパイラルデッキ展望台からの眺め(南→西→北) パノラマ写真180°    SCROLL >>

スパイラルデッキ展望台から駐車場まで戻り、さらに上へと続く道を進んで高見山頂上展望台へ。高見山の展望台はスパイラルデッキ展望台と頂上展望台の2箇所あると今回初めて知った。こちらが本命の展望台であり、以前ドライブで訪れた事のある場所だった。

さらに山道を進む

高見山頂上展望デッキ

標高283mの高見山頂上には広い展望デッキがあり、その片隅に展望台が設置されている。周囲には満開の桜の木が数本あり、展望デッキのベンチで食事をしながら花見をする人や展望台から景色を眺める人で賑わっていた。ロードバイクで登ってきたサイクリストの姿も数名。どうやら高見山頂上は桜の花見スポットであり、向島を代表する観光スポットのよう。

<< SCROLL    高見山頂上展望デッキからの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

<< SCROLL    高見山頂上展望台からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

高見山頂上の展望デッキと展望台からの眺めは、向島南部の陸地やその向かいに広がる因島、その他周囲の島々を一望できるなかなかの絶景。スパイラルデッキ展望台よりも断然こちらの方が眺めがいい。先に往復してきた因島大橋や赤い屋根のはっさく屋まで見える。ただ、やはり視界不良で遠くの景色はかなり霞んでしまっている。折角の快晴でも視界不良で景色が映えないのは本当に残念だ。高見山へは快晴で視界も澄んでいる日にもう一度訪れて満足できる風景を眺めたいと思った。

高見山頂上にも桜が咲いていた

因島大橋とはっさく屋

高見山の次の目的地は、向島と橋で繋がれている岩子島(いわしじま)という小さな島。で、高見山から岩子島までの最短ルートを走っている途中で、満開の桜の木が沢山並ぶ池の前を通り掛かる。向島のほぼ中心に位置する場所にある「蓮の池」という池。今回のサイクリングで一番桜が咲いていた場所だが観光スポットではないようで、周囲に町も店も何もない場所で人の姿も無し。ここはいい撮影スポットだと、桜を背景に自転車を撮ったり自撮りしたりして暫く写真撮影を楽しむ。行楽客が集まる桜の名所じゃなくてもいい場所はあるものだ。

蓮の池と桜を背に愛車を撮影

誰もいないので気兼ねなく撮影を楽しめる

それから向島西岸に出て、岩子島とを繋ぐ向島大橋へ。向島大橋は横から見るとひとつの橋に見えるが、実際は車道と歩道で別々の橋が並んで架かっている。どうしてわざわざふたつ橋を架けたのだろうか、元々ひとつの橋だったのを後から併設したのだろうか、以前から仄かに気になっていた。なので調べてみたところ、流通の円滑化や交通安全確保のために後から歩道専用の橋が併設された、との事だった。成るほど成るほど。

向島大橋

車道と歩道で別々の橋

向島大橋を渡って岩子島に入ったら時計回りに海岸沿いの道を進む。向島の道路はサイクリストの姿が非常に多かったが、岩子島では人の姿をほとんど見掛けずとても静か。岩子島で主な観光スポットと言えば厳島神社くらいで、観光客向けの飲食店や施設なども無さそうなので、観光目的で島へ入る人は非常に少ないと思われ。

岩子島を時計回りに走る

海が綺麗

岩子島から見る因島大橋

岩子島南岸からは因島大橋の全景が遠くに見える。遠くから見ても大きな橋であることがよく分かる。自転車はしまなみ海道に架かる全ての橋を無料で渡れるのがありがたい。元々自転車の通行は有料だったが2014年7月に無料化されている。基本的に無料化は期間限定の運用らしいが、何度も期間延長が繰り返されている様子。このままずっと無料でいて欲しい。料金所で停止するのは正直面倒くさいし。

岩子島の厳島神社へ

厳島神社の拝殿

やがて岩子島西岸の砂浜海岸にある厳島神社に到着。名前の通り本家宮島厳島神社の分社で、本家同様海岸に鳥居があり満潮時は海に浸かる。ここを訪れるのは今回で3度目になるが、いずれも鳥居は海から出ていた。もしかしたら海に浸かる時間の方が少ないのかも知れない。鳥居の直ぐ側には浅瀬にぽつんと浮かぶ石灯籠も。これもなかなか絵になる。久し振りの再訪に改めていい場所だと気に入り、あちこち写真撮影をしたりおにぎりを食べたりして暫くのんびり過ごす。その間に何人かの来訪者がポツポツと現れては去って行ったが、新郎新婦と思われる撮影の集団ご一行が賑やかに現れたところで厳島神社を後にする。

厳島神社の鳥居

鳥居と石灯籠

<< SCROLL    厳島神社の砂浜海岸 パノラマ写真180°    SCROLL >>

厳島神社から引き続き岩子島の外周路を時計回りに走る。途中で住宅地の集まる島の中心部へ入り、映画「ふたり」のロケ地になった火の見櫓を見たり手掘りのトンネルを通ったり。のんびり岩子島を一周してから再び向島大橋を渡り、マイカーを駐めた向島の駐車場まで戻ってサイクリング完了。

岩子島をのんびり一周

民家にいろんな花が咲いていた

岩子島隧道

再び向島大橋を渡って向島に戻る

はさく屋のいちご大福を買いに行くのが一番の目的だった?サイクリングではあるが、久し振りの観光スポットを再訪することもでき、満開の桜を見ることもでき、走行距離は短いながらも充実したサイクリングを楽しむことが出来た。ご当地菓子を買って、展望台から絶景を眺めて、満開桜を満喫して…と、これぞポタリングの醍醐味!的なサイクリングになったと思う。きっともう、長距離を延々と走ってばかりのサイクリングには戻れない。そもそも、ロードバイクに乗っていた事と比べて確実に体力が落ちている筈なのできっと無理。まぁそれでいいのだ。

走行距離

2種類の大福を食す

いちご大福はあんこ入り

やっぱりはっさく大福はおいしい

帰宅後に早速いちご大福を食す。はっさく大福とは異なり、餅といちごの間にこしあんが入っていた。餅のほのかな甘さとこしあんの控えめな甘さ、そしていちごの程よい甘酸っぱさ。なかなか面白い組み合わせで美味しいが、いちごの味がちょっと弱いなと感じた。いちごだけでは弱いのでこしあんを加えてあるのだろうか、そんな気がする。個人的にははっさく大福の方が味にインパクトがあって好きだ。はっさく屋のはっさく大福は銘菓!ともあれ、いちご大福とはっさく大福を両方食べて満足。今後因島へサイクリングに行く機会がまた訪れたなら、間違いなく一番にはっさく屋へ向かうだろう。

 

しまなみ六島補完計画(2023年4月)

小径折り畳み自転車Verge N8を購入してから、しまなみ海道が通る六島のうち大三島・因島・生口島・向島の順番に四島をサイクリングしてきた。そうなると残る二島の大島と伯方島もサイクリングするしかないでしょ、という考えになるのが自然。それに大島と伯方島はサイクリングで一周した事がこれまでに無く、ロードバイクに乗っていた頃から二島を一周するサイクリングをいつかしようと考えていた。という事で、瀬戸内サイクリング歴9年目にしてやっとの大島&伯方島一周サイクリングを実行。

サイクリングのスタート地点は伯方島にある道の駅「 伯方S・Cパーク」。マイカーで自宅から尾道まで国道を走り、しまなみ海道の有料道路を通って伯方島へ。自宅から道の駅まで約95km、1時間40分の道のり。時間と体力に余裕のある日帰りサイクリングをするなら、45歳間近の自分にはこれくらいの車移動が許容のほぼ上限。片道100km以上、2時間以上の車の運転になると、サイクリング後の帰路の運転がしんどい。

この構図で撮ってみたかった

道の駅 伯方S・Cパークからスタート

サイクリングを始める前に道の駅でマイカーとマイミニベロを並べて写真撮影。前々から↑の構図で2台を撮ってみたいと思っていた。十分なスペースと背景に邪魔なものが写らない場所がよかったので、伯方S・Cパークの海岸寄りの駐車スペースが撮影に適していた。到着が早かったので広い駐車場に車は5台程度で、他者の迷惑にならない事もポイント。ともあれ、車も自転車も自分が本当に満足できるものとなり、週末に出掛けるのがより楽しくなった。でも車の運転そのものには飽きているので、あまり長距離・長時間の運転はしたくないというのが本音。

伯方・大島大橋を渡って大島へ

伯方・大島大橋に手が届いたよ

まず先に大島を一周するので、伯方S・Cパークから見える伯方・大島大橋を渡って大島に入る。大島一周が35km弱、伯方島一周が20km弱で、大島の方が外周路に坂道が多く、展望スポットになっている山にも登る予定だったので、先に疲れる方の島を走っておきたかった。

時計回りに大島の外周路を走る

いつもはここで右折、今回初めて直進

大島に入ったら北岸沿いの道を時計回りに進み、やがていつも右折していた交差点に差し掛かる。しまなみ海道往復サイクリングの往路はいつもこの交差点で右折して、大島内陸部を南北に縦断する国道を走っていた。今回は島を一周するので直進。車でも大島一周はしたことが無いので今回が初体験。

村上海賊ミュージアム

大島東岸沿いを南下

交差点の先から続く漁港沿いの通りを抜けると、やたらと立派で堅牢な印象の建物があり脚を止める。村上海賊ミュージアムという、戦国時代の海賊に関する博物館らしい。この手の博物館・資料館には正直関心が無いので通過し、大島東岸沿いの道へと回り込む。綺麗な海岸風景が広がる堤防沿いの道路が続き、初めて通る道という事もあって気分は上昇。

海岸風景が綺麗

東岸の漁港前を通過

東岸沿いの道路は途中から道幅が狭くなりアップダウンの繰り返しが続く。疲れるし外の景色は木々にほとんど遮られて見えないのでつまらない。所々に桜の木があり、散り始めながらもまだ十分花びらがついている木を沢山見られたのはよかった。数日前の雨と強風でほとんどの桜は散ってしまったが、地形的にそれらの影響を受けにくい場所なのかもしれない。

アップダウンが続く細道に入る

所々桜が残っていた

そして今回のサイクリングで一番のハイライトとなった亀老山(きろうさん)のふもとに到着。しかしアップダウンの続く細道で急勾配の上り坂を走り疲れてしまったので、やっぱり山を登るのは止めようかと躊躇。本当はロードバイクで登ろうと思っていたのにミニベロで登るのはやっぱりしんどいなぁ… などと貧脚サイクリストの弱音が出て登るか止めるかで暫く悩む。しかしサイクリングで大島を訪れる事は今後無いかもしれないし、今回を逃したら次は無いと思い意を決して山道に入る。

前回に続き山登り

本当はロードで登るつもりだった…

自転車のための距離表示

展望台がある頂上までの道のりは約3kmで標高301m。前回のサイクリングで登った向島の高見山が標高283mなので、それを考えれば貧脚+ミニベロの自分でも何とか登れるだろうと。で、それなりに勾配のキツイ所もあり結構しんどい思いをしたが、何とかペダルを漕いで登り切れるコースだった。しかしやっぱりミニベロで山登りは身体への負荷が大きい。ロードバイクに乗らなくなって1年半が経つが、今ロードに乗ったら山でも長距離でも羽が生えたように走るんだろうなと思った。それでもやっぱりミニベロが好き!

10%以上の勾配はキツイ

ミニベロではしんどい山道だ

頂上の少し手前の道路脇に、大島と今治市本土を繋ぐ来島海峡大橋を眺望できる展望台が設置されていた。ここからでも十分いい眺め。弱気に負けず登って来て良かった。こういう風景を見ると山道もスイスイ登れるEバイクがやっぱり欲しくなる。このままサイクリングが趣味として続いていけば、いずれはEバイクを買う事になるだろう。

頂上手前の展望台から

やっぱ登ってよかった!

そして頂上の駐車場に到着し、自転車を停めて展望台へ。デザインに凝った立派な展望台からは360度のパノラマ風景が広がり、来島海峡大橋が見える一角には多くの観光客。眺めは正に絶景。うん、やっぱり登って来てよかった。しんどいけど頑張ればミニベロでもこれくらいの展望スポットまで登れるんだと、貧脚ながらもちょっと自信がついた。黄砂が飛散する時期で前回のサイクリングのように遠くの景色が霞んでいないか心配したが、今回はなかなかの好視界で満足。

頂上展望台入口

展望台の様子

<< SCROLL    亀老山頂上展望台からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

亀老山展望台を訪れるのは3度目。最初は2010年10月に四国と九州を車中泊旅行した時で、昼間と夕方の2回展望台に登っている。ここからの眺めは日没間際の夕景と日没後の来島海峡大橋のライトアップが有名。2度目は2014年に日帰りドライブで夕方に。そして3度目はロードバイクで登るつもりでいたものの企画倒れとなったが、今回まさかのミニベロで実行する事となった。

亀老山頂上展望台から眺める来島海峡大橋

亀老山を下りたら大島南西岸に出て引き続き時計回りに外周路を走る。大島西側の外周路はロードバイクで何度も走っているので見慣れた風景。展望スポットという程ではないが来島海峡大橋の全景を見渡せる場所があり、個人的にお気に入りの撮影スポット。ここはいつも逆光になっているのが惜しい。

大島南西岸から眺める来島海峡大橋

途中にある急勾配の長い上り坂ではロードバイクでも毎回しんどい思いをしていて、ミニベロではさらに辛くて途中でペダルを漕ぐのを諦め、自転車を押して歩く。マイミニベロの総重量はマイロードバイクの2倍近くあり、上り坂を押して歩いても自転車の重さをズッシリと感じる。やはり自転車は軽い方が有利なのは確かだ…それでもやっぱりミニベロが好き!

大島西岸を北上

ロードでも難所の長い急勾配の坂道

大島には南北にそれぞれメジャーな展望スポットがある。南にあるのが今回訪れた亀老山展望公園で、もうひとつが北にあるカレイ山展望公園。先に亀老山を登ってもし余裕があればカレイ山にも登ろうかな、などと薄っすら考えていたが、そんなに甘くはなかった。やはり貧脚サイクリストがミニベロで2つも山に登るなど無理がある。ロードバイクならば可能だったが…それでもやっぱりミニベロがいいっ!

次に大島を自転車で走るのはいつになるだろうか

再び伯方・大島大橋を渡って伯方島へ

大島を一周したら再び伯方・大島大橋を渡って伯方島へ戻る。それから南西岸の砂浜に沿ってある道の駅 伯方S・Cパークを横切り、伯方島の外周路を時計回りに進む。しまなみ往復サイクリングでいつも走っていた、伯方島と大三島を繋ぐ大三島橋へと続く自転車・歩行者道には入らず直進。伯方島はドライブで一度だけ訪れた時に一周していて、サイクリングで一周するのは初めて。今回は何気に初めて自転車で走る道が多いサイクリング。

いつもは左の自転車・歩行者道、今回初めて直進

伯方島の外周路を走る

伯方島北岸から見る多々羅大橋と生口島

伯方島にも高台の展望スポットがあるが、もう長々と上り坂を走りたくないので外周路を周るだけ。島内に2箇所ある展望スポットへは以前ドライブで訪れているのでいいとしよう。ただ、伯方島には他に関心を寄せるスポットが調べても見つからず、海岸沿い道路から見える風景に特に印象的な眺めも無く(先に大島を周っているので余計そう感じてしまうのかも知れない)、ただただ外周路を淡々と走るだけになってしまった。

伯方島で頻繁に目にした鮮やかな黄色の葉

時計回りに伯方島一周中

伯方島サイクリングでほのかに楽しみにしていた場所が1箇所だけあった。それは島の東岸にある造船所の眺め。以前ドライブでたまたま発見した場所で、道路から建造中の船の船主が目の前に見えてなかなか迫力があり印象に残っていた。がしかし、今回建造中だった船はまだ船底しか造られていない状態で、期待していた眺めは無くガッカリ。まぁ仕方ない。

建造中の船は船底だけだった

時計回りに伯方島一周中

まもなく伯方島一周というところで、島の南岸にある船折瀬戸展望所に立ち寄り。ここもたった一度の伯方島ドライブで訪れている場所で、船が折れた言われるほどの潮流が見られる場所。まぁ展望スポットとしては正直地味だ。それから程なくして伯方S・Cパークに帰着。伯方島一周サイクリングは初めてだったのに、新鮮味もワクワク感も無いまま終了してしまった。サイクリングに掛かった時間は大島一周が約4時間、伯方島一周が約2時間だった。

船折瀬戸展望所

次に伯方島を自転車で走ることはあるだろうか

伯方島一周は正直ぱっとしなかったが、ミニベロVerge N8でしまなみ六島全部をサイクリングした事になったので良しとしよう。兎にも角にもしまなみ六島補完計画完遂。それよりも今回のサイクリングは自転車で亀老山展望台まで登るという、長らくお蔵入りになっていた企画を実行できた事が大きな収穫となった。快晴の下で絶景を眺める事ができたし、ミニベロでもそこそこ山を登れると再認識できた。だからと言って今後積極的に山を登ろうとは思わないが。。。ともあれ、貧脚者のミニベロサイクリングには山登りも長距離も向かなくても、それでもやっぱりミニベロが好き!

走行距離