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また半年振りのしまなみ往復、そしてちょいちょい寄り道編(2018年5月)

2017年11月以来の、約半年振りのしまなみ海道往復サイクリング。ちなみに半年前のしまなみ往復も半年振りだった。元々はしまなみ海道を往復サイクリングするためにロードバイクを購入したわけだが、だからと言って頻繁にしまなみ往復サイクリングをしているわけではない。普段全く運動をせず不摂生な生活を送っている自分にとっては、往復140kmのロングライドは気軽なものでも慣れるものでもなく、本当に走りたいと思った時でないとできない。で、前回から半年経って走りたくなった。ちなみに、サイクリング自体は1ヵ月前の春吉ライドで約90km走った時以来。

来島海峡大橋から眺める糸山公園

いつも通り向島の尾道市民センターからサイクリングスタート。往路で疲れてしまわないよう、走行ペースにはいつも以上に気を使いペダルを漕ぐ。普段なら少し調子に乗ってペースを上げたり、ガチのロードバイク乗りの後ろを追走してみたりと、貧脚のくせにスポーツ走行気取りをする事もあるが、今回は無し。実は数ヶ月前から自炊をするようになったのだが、肉料理ばかり食べていたら体重が増えてしまった。なので体重増による身体への負荷増大が心配で、とにかく疲れない走り方を最優先に考えてのサイクリング。

来島海峡大橋から眺める来島海峡展望館

来島海峡大橋から眺める糸山展望台

前回のしまなみ海道往復サイクリングから、折り返し地点をサンライズ糸山から糸山公園に変更。高台から来島海峡大橋を眺望できる展望スポットで、広い景色を眺めながら休憩できる。糸山公園には山頂に展望台があるが、来島海峡展望館の前からでも十分眺めがいいので立ち寄る必要はないだろうと、前回のサイクリングでは気に留めなかった。しかし後から気になり、今回は展望台に立ち寄る事にした。そのためにも往路で疲れないよう、終始マイペースで走行。

そして糸山公園に到着。走行ペースに気を配った成果か、今までのしまなみ往復サイクリングで一番疲れが少ない往路となった。やはり自分に合ったペースで走ることが大事だと実感。走行時間は3時間12分と、これまでの最短時間の2時間55分と大差は無い。本来自分のサイクリングスタイルは、景色を楽しみながら走る観光サイクリングだし、第一運動は大嫌いで無駄に疲れたくないので、これからもペース配分に気を配ってサイクリングを楽しみたい。

来島海峡展望館前からの眺め

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

オドメーター

今回のしまなみ往復サイクリングの往路を走った時点で、積算距離が4000kmを超えた。ロードバイク購入から約2年半。たまにしか乗らない割にはよく走っていると思う。

糸山展望台の入口は、道路を挟んで来島海峡展望館とは反対側にある。糸山公園と言えば来島海峡展望館がある方がメインという感じで、展望台に立ち寄る人は少なそうな雰囲気。展望台までの山道は舗装されていて、歩行距離も短いので気軽に立ち寄れる場所。サイクリングで少々足が疲れていても大丈夫。

糸山展望台入口

糸山展望台

糸山展望台

糸山展望台からの眺め

展望台からの眺めは予想以上の絶景だった。来島海峡展望館がある高台からの眺めよりもさらにいい。周囲に景色を遮るものがほとんど無いので、瀬戸内海のパノラマ風景を一望できる。展望台は来島海峡大橋よりも高い位置にあるので、橋の上を通る車まで見える。糸山展望台は隠れた?好展望スポットだった。

来島海峡展望館を見下ろす

来島海峡大橋

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北から東にかけて瀬戸内海の風景が広がり、南には来島海峡大橋と地上を繋ぐループ状のサイクリングロードが見える。南から西にかけては造船所が。糸山展望台は360°の風景を楽しめる。

来島海峡大橋と地上を繋ぐサイクリングロード

西側の様子

しまなみ海道お気に入りスポットに認定

毎回走っているしまなみ海道縦断・往復サイクリングコースの推奨ルートでは、大島は坂の多い島の中心部を通るルートになっているが、別に海沿いからでも行けるのではないかと前々から思っていた。という事で、今回のしまなみ往復サイクリングの復路では、大島西岸沿いを走ってみることに。海沿いなら坂道も少なくて楽ができる事を期待して進む。

大島西側の外周路を走る

のんびり走る

造船所で建造中の船

往路では晴れ間が広がっていたが、復路を走り始めてからは薄雲が目立つように。まぁその方が日差しが抑えられて暑さをしのげるので楽ではある。この日はサイクリングをする人が多かった(半数はレンタサイクルだった)が、推奨ルートではない大島西側外周路を走る自転車は非常に少ない。車の交通量も少なく、静かでのんびりと気分で進んでいく。来島海峡大橋を下りてから暫くは平坦な道が続き、やはり海沿いは坂道が無くて楽だなと思っていたら…

激坂に遭遇

道路が海岸線から離れたところで上り坂に遭遇。坂の手前には「急勾配」と書かれた標識があるが、傾斜率は印されていない。いずれにせよ、これまでのしまなみサイクリングでこんな標識を目にするのは多分初めて。嫌な予感がしつつも上って行くと案の定激坂で、推奨ルートにあるどの坂道よりも勾配がきつい。自分には復路でこの急坂は厳しい。とんでもないコースに来てしまった。

この標識初めて

激坂の頂上

こういう激坂に苦しめられる度に、自転車のギアをヒルクライム向けの「ワイドレシオ」に変更しようかと考えるが、観光サイクリングレベルの走り方しかしないのにそこまでするのはどうかと、迷い踏みとどまっている。そんな事をするよりも自分の身体を少しでも鍛えた方がいいとも思うが、絶対に長続きしないので初めからやらない。ならばせめて体重を少しでも落とそうと思った。

頂上にも標識

激坂を過ぎると道路は再び海岸沿いに続き、以降はきつい上り坂は無し。道路は大島北岸沿いに回り込み、対岸には大三島と伯方島。途中にしまなみ海道に架かる2つの橋を同時に見られる場所も。

<< SCROLL    大島北岸からの眺め パノラマ写真180°    SCROLL >>

大三島橋

大島大橋

今回大島西岸沿いのコースを走ってみて、推奨ルートの大島中心部を縦断するコースと距離はあまり変わらないと思ったが、後から調べてみると西側コースの方が4km強長かった。長い上り坂が複数あるが距離は短い推奨ルートを走るか、距離は長いがきつい上り坂は1ヵ所だけの西岸沿いを走るか、今後のしまなみ海道往復サイクリングで迷う事になりそう。

糸山展望台と大島西岸沿いコースに続き、今回はもう1ヵ所初めての場所へ寄り道。伯方島と大島を繋ぐ伯方・大島大橋の途中に「見近島」という無人の小島の入口があり、前々から気になっていたが面倒で1度も立ち寄っていなかった場所。ずっと気になっていたのだからいい加減立ち寄ってみようという事になった。

伯方・大島大橋は一見ひとつの橋のように見えるが、実は「伯方橋」と「大島大橋」の2つの橋が繋がって成り立っている事を、今回の見近島訪問の際に初めて知る。伯方島から見近島までが伯方橋で、見近島から大島までが大島大橋。見近島の入口は歩行者・自転車道のみにあり、橋から島へ入れるのは徒歩・自転車・原付バイクのみ。

島に入って直ぐにある休憩所

のろし台

大島大橋にある見近島入口から曲がりくねった細道の下り坂が続く。途中に休憩所やのろし台があるが、どちらも周囲を木々に囲まれ外の眺めは良くない。坂を下りきったところには海岸に面した野営場。車では行けない場所なので、キャンプをするには穴場的スポットかもしれない。野営場の先にはトンネルがあり、その先で道は終わり。対岸の大島まで伸びる大島大橋を眺められる。当然ながら、伯方・大島大橋へ戻るには下ってきた坂を上らなければならないっ!…そうだった、これが面倒で今まで見近島に立ち寄らなかったんだ。

野営場

島の道路の下を通るトンネル

見近島から眺める大島大橋

伯方島の伯方S・Cパークから見近島と伯方・大島大橋がよく見える。構図的に見近島は伯方島の延長のように見え、伯方橋は橋ではなく高架道路に見える。見近島は存在自体が目立たず、島内で観光を楽しめる場所はこれと言って無いが、しまなみサイクリングで伯方・大島大橋をよく渡るなら1度くらい立ち寄ってみるのもいいかもしれない。

伯方島から眺める見近島と伯方・大島大橋

しまなみ海道と言えば6つの島(向島・因島・生口島・大三島・伯方島・大島)を通る海道として知られているが、厳密には今回訪れた見近島があり、そしてさらに来島海峡大橋の途中にも馬島という島がある。馬島についてはこれまで全く気にも留めていなかったが、今回の見近島訪問をきっかけに興味が湧いたので、次回しまなみ海道往復サイクリングをする時に立ち寄る事にした。

走行時間

走行距離

平均速度

最高速度

ライトやサイコンの電池切れに注意

積算距離が4,000kmを超えたという事で、とりあえずサイクルコンピューターの電池を交換。前回交換したのが1年9ヶ月前という事もあり、万が一の電池切れ防止のため。サイクリング中に電池切れになり走行距離や積算距離などのデータが分からなくなるのは避けたい。楽しく安全にサイクリングを楽しむためにも、自転車の定期的なメンテナンスは勿論、ライトやサイコンの電池交換も大事。

 

ペダルの変更、そしてまさかの山登り(2018年6月)

少し前から気になっている事があった。ペダルが少し小さいのではないかと。サイクリングで履いている靴の幅に対してペダルの踏面が狭く、ペダルを踏み込む力「踏力」が十分に伝達されていないのではないかと。なので試しにペダルを踏面の広いものへ変更してみることにした。

購入したペダルと工具

だいぶ大きさが違う…

ネットでロードバイク向けのお勧めフラットペダルを検索し、迷いに迷ってアマゾンの評価が高いものに決め、一緒にペダルを着脱すための専用工具も購入。踏面が十分な広さで、ロードバイクのフレームカラーにマッチするものにした。今までのペダルと並べてみると、ちょっと大き過ぎるんじゃないかと思うほどにサイズが違う。本来はマウンテンバイクやBMX向けのペダルらしいが、ロードバイクに装着しても全く問題は無い。ただ、これまでの小さいペダルに見慣れてる分、新しいペダルを装着した直後は見た目に結構な違和感を感じた。まぁとりあえず実際に走ってみて、踏力の伝達に違いが出るのか確かめないといけない。ということで、自宅から近いサイクリングコースのとびしま海道へ。

とびしま海道で広島から愛媛へ

岡村港に到着

とりあえず安芸灘大橋から岡村港までの、30kmのとびしま海道縦断コースを走る。走り始めはこれまでとペダリングの感覚の違いをほとんど感じる事は無く、踏力の伝達効率が良くなったという実感も無かった。もしかして踏面の広さと踏力伝達効率はあまり関係が無く、ペダルを変更したのは無意味だったんじゃないかと不安になる。ところが、勾配のきつい上り坂に入りペダルを強く踏み込むと、これまでのペダルよりもしっかりと踏み込めている感じがし、踏力がしっかり伝達されていると実感。その証拠に、いつもよりも1枚重いギアで坂を上って行ける。30kmの道のりの中にある複数の上り坂全てで、いつもよりも1枚重いギアで上る事ができた。

慣れると違和感は無いかな

御手洗の江戸時代の防波堤

もしや今日の身体のコンディションがずば抜けて良好なだけではないかと最初は思ったが、前日は夜からダラダラと晩酌をし、22:00頃にベッドに寝転がったらそのまま寝てしまい、夜中に目が覚めて暫くボーッとしてまた寝て、6:30の目覚ましで起床した時の寝起きは結構悪かった。なので少なくともいつもよりコンディションがいいという事は無いはず。やはり間違いなくペダルの換装が影響している。ペダルを変えただけでギア1枚分の踏力アップに繋がったという事になる。まさかこんなに大きな結果が出るとは思わなかった。自転車のパーツ選びは奥が深い。もっと早く踏面の広いペダルに換装しておけばよかった。ちなみに、自分はあくまでも観光サイクリストであり、スピードやタイムを競うガチのロードバイク乗りではないので、安全第一とサイクリング中の徒歩移動のしやすさを優先し、ビンディングシューズ・ビンディングペダルを使用することはこの先も無い、多分。

御手洗の高灯篭

サイクリングにはヘルメット必須

もっと坂を上ってみたくなった

予想以上の結果に気分も上がり、上り坂嫌いな自分がもっと坂を上ってみたくなった。まずは大崎下島の御手洗にある「歴史の見える丘公園」まで続く1kmの上り坂を進む。自分には急勾配な坂道だが、思った以上にあっさりと上り切り公園に到着。天気は生憎薄雲が掛かり、景色は霞んでいた(晴れている時の様子は「瀬戸内ドライブ&サイクリング」の「安芸灘とびしま海道」のページを参照)。そしてもっと上り坂を走りたくなり、いつも通る海沿いの外周路へは戻らずそのまま山道を進む。ペダルの踏力伝達効率アップに気分が上がっているとはいえ、本来は極度の上り坂嫌いが進んで上り坂を選ぶとは、今日の自分はどうかしているのかも知れない、と思った。

丘の上まで続く上り坂

歴史の見える丘公園の展望台から

細く曲がりくねった山道を淡々と進んでいく。今までよりも上り坂に少し強くなっただけで、こんなに上り坂が楽しくなるものなのかと思いつつ、きっと今日だけの話でまた上り坂嫌いに戻るだろうと予測。暫く細道を進んでいくと、大崎下島の中心を南北に縦断する道路に差し掛かり、右手には北へ続くトンネルが。とりあえずトンネルに入って大崎下島北岸へ向かう。

ひたすら山道を進む

南北を縦断する道路のトンネル

トンネルを抜けると「一峰寺公園」を示す案内板が。一峰寺公園にある一峰寺山展望台へは車で2、3度行ったことがあり、展望台からの眺めはいいが狭く曲がりくねった道が続き、行くのが面倒な場所という印象が強い。一峰寺山展望台を最後に訪れたのは3、4年前。車だと狭くて不便な道でも自転車なら問題無いし、確かずっと上り坂が続いていた気がするけど何とかなるだろうと思い、久しぶりに行ってみようという流れに。という事で、まさかの一峰寺山展望台までのヒルクライム。やはり今日の自分はちょっとおかしい、と思った。

一峰寺山展望台へ向かう

まだまだ上へと進む

トンネルから一峰寺山展望台までの道のりは4kmで、ほぼずっと上り坂が続く。進んでも進んでも上り坂、ひたすら上り坂。さすがに途中で疲れが出始め、ペダルを漕ぐのが辛くなる。スマホで現在位置を確認するとまだ半分も進んでおらず、諦めて引き返そうかと考える。普段なら絶対にこんな山道を自転車で走ろうなどとは思わない。しかし引き返した事を後から後悔したくはないので、とにかく必死にペダルを漕いで進む。そして何とか山道の終点にある一峰寺山展望台に到着。本当に疲れた、もう自転車で山登りはしたくないと思った。

延々と続く上り坂

一峰寺山展望台

展望台からの眺め

相変わらず空には薄雲が掛かり遠くの景色は霞んでいるが(そこそこ晴れている時の一峰寺山展望台からの様子は「瀬戸内ドライブ&サイクリング」の「安芸灘とびしま海道」のページを参照)、自転車でここまで登って来たという達成感に満足。それに快晴だったら暑さに体力を奪われ、最初から一峰寺山展望台まで行こうと思わなかったかも知れない。まぁ、もう2度と自転車で行こうとは思わないだろうけど。

広島・愛媛の県境に架かる橋が見える

ズーム撮影を楽しむ

大崎下島の大長港

岡村島の乗越海岸

今回のとびしま海道サイクリングではペダル換装による踏力伝達向上が期待以上の結果となったが、たまたま調子が良かっただけだという疑念は振り払い切れず。しまなみ海道でも同じような結果となるのかが興味深い。ともあれ、今後のサイクリングでもギア1枚分の踏力アップを実感できたなら、ワイドレシオギアに変更するか否かで悩む必要も無くなる。それから、もっと体重を落として無駄な負荷重量を減らしたい。運動は長続きしないので少しでも生活改善、特に食事改善をせねばっ! できるかな…

 

タイヤ・チューブ・バーテープの交換(2018年6月)

前回のタイヤ交換から走行距離が2000kmを超えてタイヤが減ってきたので、前後輪のタイヤとチューブを交換することに。前回の交換時と同じく、後輪はだいぶ擦り減って路面との接地面が完全に平らになり、前輪はそれほど減ってなくまだまだ使える状態。でも面倒なので前後輪共に交換。ついでにタイヤチューブも新品に交換。消耗品は早めに交換しておいた方が安心できる。

チューブとタイヤ

新品は気分がいい

チューブは前回と全く同じ耐パンク性重視のものを用意。少々重いがゴムが厚くしっかりしている。タイヤはメーカーと種類はこれまでと同じものだが、ビード(タイヤの耳)の補強に使われている芯材を変更。これまでは金属製のワイヤーが使われた”ワイヤービード”だったが、今回は繊維素材が使われた”ケブラービード”のタイヤを購入。ケブラービードの特徴は、ワイヤービードよりも軽くタイヤチューブのようにコンパクトに折りたためる事。ただし価格はワイヤービードよりも割高。メーカー公表値によるタイヤ重量は、ワイヤービードが305gなのに対しケブラービードは245g。前後輪で計100gの軽量化になる。ガチのレースをする人には大きな軽量化になるかも知れないが、マイペースな観光サイクリングしかしない自分には100gの軽量化の恩恵を受けることができるか正直微妙。まぁ、とりあえず重いよりは軽いほうがいいという事で。

新調したバーテープ

パッと見は交換前と変わらない

タイヤとチューブ交換のついでにバーテープも交換。バーテープは2016年9月に交換してから2年近く経ち、それなりに汚れてボロくなっていた。ただ、使い心地は良く(グリップ力の高いものを選んだ)色も自分の自転車に合っていた(フロントフォークと同色のディープブルー)ので、メーカーと種類と色はこれまでと同じで厚みの違うものを購入。これまではバーテープの厚みが2.5mmだったが、よりクッション性の高い3.2mmのものにした。ロングライドでの手の疲れを少しでも軽減してくれることに期待。

 

平成30年7月豪雨(2018年7月)

「平成30年7月豪雨」と名づけられた西日本の豪雨。広島県内では7月6日から7日にかけて記録的な豪雨が発生した。各地で土砂崩れや河川の氾濫などによる甚大な被害をもたらしたが、幸いにも東広島市の自宅は被害に遭わずに済んだ。2011年3月11日に発生した東日本大震災の二次災害を教訓に、2012年8月に東京から広島へ移住する際、自然災害が発生する可能性が高い山・川・海から離れた場所を条件に物件を探し転居。居住地の選択による災害の事前回避が功を奏するかたちになった。ただ、自宅周辺の至るところで土砂崩れが起きて道路が寸断されていた。それでも山あいの盆地にある東広島市中心部は比較的被害が少なくて済んだが、街の外の山間部は被害が大きく、鉄道・国道・高速道路が寸断され陸の孤島に。交通網が寸断され物流が正常に機能しなくなった。

自宅近くの道路

土砂と流木が道路に流入

西日本各地の被害状況と被災された方々の安否、被災地への災害支援状況など本当に心配に思うが、サイクリストとしてもうひとつ心配だったのがサイクリングスポットの状況。ネットで調べてみたところ、しまなみ海道もとびしま海道も至るところで土砂崩れ等の被害が出ていて、サイクリングコースとなっている道路も複数個所で通行止めになっている事が分かった。今回の豪雨被害はあまりにも大きく、多くの場所で復旧の目途が立たず、もはやサイクリングどころではない深刻な事態となってしまった。1日でも早い復旧を願うしかない。

ここも通れない